【ジュンク堂書店 池袋本店】
開催日時:2018年11月10日(土)19:00開場 19:30開演
SNSで〈フェイクニュース〉が拡散し、マイノリティに対する〈ヘイト〉が横行する社会にあって、いま読まれるべき〈文学〉とは何か?
そのことを問い続けてきた文芸評論家・岡和田晃氏の過去10年の文芸批評をまとめた『反へイト・反新自由主義の批評精神』が刊行されました。
「政治と文学」を語ることが忌避され、批評と言えば「極右」「オタク(萌え)」「スピリチュアル」な言説がもてはやされる――そんな状況に抗う〈小説〉と〈評論〉のあり方について、東海大学文芸創作学科准教授であり新刊『名もなき王国』(ポプラ社)を刊行したばかりの小説家・倉数茂氏をゲストに迎え、対談形式で「新自由主義社会下における〈文学〉の役割」について縦横に語り合います。
●書籍販売とサイン会
岡和田・倉数両氏の新刊・既刊のほか、倉数茂氏の評論「北方幻想――戦後空間における〈北〉と〈南〉」が収録されている岡和田晃編『北の想像力――《北海道文学》と《北海道SF》をめぐる思索の旅』(寿郎社、定価8100円[税込])等を販売いたします。
またイベント終了後には、お二人のサイン会も行います。
(終了時刻は20:45頃を予定しております。)
【講師紹介】
岡和田晃(おかわだ・あきら)
1981年、北海道生まれ。早稲田大学第一文学部卒。筑波大学大学院人文社会科学研究科で修士号取得。
文芸評論家、ゲームデザイナー、東海大学文化社会学部文芸創作学科非常勤講師。
2010年、「「世界内戦」とわずかな希望――伊藤計劃『虐殺器官』へ向き合うために」で第5回日本SF評論賞優秀賞受賞。『破滅の先に立つ――ポストコロニアル現代/北方文芸論』で第50回北海道新聞文学賞創作・評論部門佳作受賞。
著書に『向井豊昭の闘争――異種混交性の世界文学』(未來社)、『世界にあけられた弾痕と、黄昏の原郷――SF・幻想文学・ゲーム論集』『「世界内戦」とわずかな希望――伊藤計劃・SF・現代文学』(以上、アトリエサード)、編書に『北の想像力――《北海道文学》と《北海道SF》をめぐり思索の旅』(寿郎社)、『アイヌ民族否定論に抗する』(共編、河出書房新社)など。
倉数茂(くらかず・しげる)
1969年、兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。東京大学大学院総合文化研究科で博士号取得。
小説家、東海大学文化社会学部文芸創作学科准教授。
博士号の取得後、中国大陸の大学で日本語を学ぶ学生を対象に5年間日本語を教え、帰国後の2011年、『黒揚羽の夏』(ポプラ社)でデビュー。
そのほかの著書に『魔術師たちの秋』(ポプラ文庫ピュアフル)、『始まりの母の国』(早川書房)、『私自身であろうとする衝動――関東大震災から大戦前夜における芸術運動とコミュニティ』(以文社)がある。
★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)
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