今秋、『マンゴーと手榴弾──生活史の理論』(勁草書房)と『社会制作の方法──社会は社会を創る、でもいかにして?』(勁草書房)という2冊の社会学の理論書が刊行されます。
個人の語りから社会を調査する生活史の理論と、哲学的な社会理論をベースに社会システムを分析する理論社会学。
まったく異なる領域で活躍する二人ですが、不思議なことに、その理論には大きな共通点があります。
今回は著者のお二人に、お二人がどのように社会学に向き合ってきたのか、どのような思考を重ねて、それぞれが辿ってきた道筋が合流したのかを、存分に語り合っていただきます。
2冊の著書を通して見えてくる「社会」とは何か――。どうぞご期待ください。
【プロフィール】
岸政彦(きしまさひこ)
1967年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。大阪市立大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専攻は社会学。著書に『同化と他者化─戦後沖縄の本土就職者たち』(ナカニシヤ出版、2013年)、『街の人生』(勁草書房、2014年)、『断片的なものの社会学』(朝日出版社、2015年)、『質的社会調査の方法――他者の合理性の理解社会学』(石岡丈昇・丸山里美と共著、有斐閣、2016年)、『ビニール傘』(新潮社、2017年)、『はじめての沖縄』(新曜社、2018年)などがある。
北田暁大(きただあきひろ)
1971年生まれ。東京大学大学院情報学環教授。社会学、メディア論を専攻。博士(社会情報学)。著書に『広告の誕生――近代メディア文化の歴史社会学』(岩波現代文庫)、『責任と正義――リベラリズムの居場所』(勁草書房、2003年)、『嗤う日本の「ナショナリズム」』(NHKブックス、2005年)、『終わらない「失われた20年」』(筑摩書房、2018年)、共著に『社会にとって趣味とは何か――文化社会学の方法規準』(河出書房新社、2017年)、『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう――レフト3・0の政治経済学』(亜紀書房、2018年)などがある。
日程 / 2018年11月10日 (土)
時間 / 18:00~19:30 開場 17:30~
料金 / 1,350円(税込)
定員 / 110名様
会場 / 本店 大教室
お問合せ先 / 青山ブックセンター 本店
電話 / 03-5485-5511
受付時間 / 10:00~22:00