2018年12月13日(木)

西村賢太さん × 喜国雅彦さんトークショー「古書の深淵を語らう」  小説集『羅針盤は壊れても』(講談社) 豪華装幀本刊行記念!!

logo_yaesu2負の日々を無為に送る北町貫多は、なぜ「私小説」を書き始めたのか――?
私小説家・西村賢太の最新作『羅針盤は壊れても』は、その興味深い内容はもちろんのこと、豪華函入り造本、幻の掌篇小説を収録した特別折込み付録、定価3,000円という思い切った(?)価格設定も、今までの西村作品にはない野心作と言えます。
作中には、西村さんが古書を逍遥していた若い時代に出会った探偵小説や私小説についてのエピソードが出てきます。
今回の造本、じつは昭和初期に存在した春秋社という版元が刊行した函入り探偵小説本等を模した作りになっています。
古書蒐集家としても知られる西村さんは、一体何にこだわって今作の造本に挑んだのか?
また、漫画家で文筆家、探偵小説などのコレクターでもある喜国雅彦さんの「本棚探偵シリーズ」先行作は、まさにこうした復古造本の先駆的存在と言えます。
今イベントでは、お二人をお招きして、大正・昭和初期本の装幀、本への物質的偏愛、コレクターや作家として見たモノとしての本の魅力について、存分に語っていただきます。
当日は、互いのお気に入りの超レアな古書も見られるかもしれません。
ぜひご参加ください!
※トークイベント終了後、西村賢太さん、喜国雅彦さんのサイン会がございます。

【プロフィール】
西村賢太(にしむら・けんた)
1967年七月、東京都江戸川区生まれ。中卒。
2004年に同人誌発表の作が「文學界」に転載されてデビュー。
以降、独自の私小説を精力的に発表する傍ら、新潮文庫版『根津権現裏』(藤澤清造著)『藤澤清造短篇集』、角川文庫版『田中英光傑作選 オリンポスの果実/さようなら 他』を編集、校訂、解題する。
著書に『どうで死ぬ身の一踊り』『小銭をかぞえる』『東京者がたり』『芝公園六角堂跡』『夜更けの川に落葉は流れて』等多数がある。

喜国雅彦(きくにまさひこ)
1958年香川県高松市生まれ。多摩美術大学油画科卒。
漫画家/雑文家/装幀、挿絵画家/本棚探偵/バンド「大島渚」ベーシスト/アコギユニット「和WarlucK樂」ボーカル&ギター。
連れ合いは同業の国樹由香。
著書に『日本一の男の魂』『月光の囁き』『本棚探偵の冒険』『本格力』『メフィストの漫画』などがある。
1981年『ふぉーてぃん』集英社「ヤングジャンプ」誌にてデビュー 。
1998年 みうらじゅん親友漫画賞を受賞。
2015年 第68回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞。
2017年 第17回本格ミステリ大賞(評論・研究部門)を受賞。

日時 / 2018年12月13日 (木) 19:00~20:30(開場時間18:30)
会場 / 本店 8F ギャラリー
募集人員 / 100名 ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
主催 / 主催:八重洲ブックセンター  協賛:講談社
申込方法 / 1階カウンターにて、対象書籍をお買い求めの方に参加券をお渡しいたします。
(参加券1枚につき、お1人のご入場とさせていただきます。)

また、お電話によるお申込みも承ります。 (電話番号:03-3281-8201)
電話予約の方もご購入+参加券お渡し後のご入場となります。当日開演時間までにお求めください。開演1時間前からは8階カウンターで受付いたします。

▼参加対象書籍
『羅針盤は壊れても』 (12/6発売、本体価格3,000円)
※このイベントは、八重洲ブックカードゴールド会員の方は予約のみでご参加いただけます。
※対象書籍の発売前でもご予約できます。

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