2018年12月14日(金)

真鍋弘樹 × 上岡伸雄「漂流する民主主義アメリカと日本、セカイの現場から考える」 『ルポ 漂流する民主主義』(集英社新書)、『世界が見たニッポンの政治』(文芸社)刊行記念

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8月に『ルポ 漂流する民主主義』を上梓した真鍋弘樹さんと、10月に共著『世界が見たニッポンの政治』が発売を迎えた上岡伸雄さん。
朝日新聞の前ニューヨーク支局長とアメリカ文学研究者、というお二人でお届けする今回のトークでは、その共通項である「アメリカ」に加え、2冊の本がともに大きなテーマとして掲げる「民主主義」を考えます。
オバマからトランプへ。真鍋さんがニューヨーク支局長だったあいだに、アメリカ社会はまさに激動のときを迎えました。
他方、9.11以降、アメリカ文学の動向を注視し続けてきた上岡さんは今、なし崩し的に進んでいく日本政治の右傾化と、暴走ともいえる政権のあり方を憂いています。
アメリカと日本、ふたつの国にまたがった問題の底流には、有権者の無関心やポピュリズムといった、一見すると異なるようで、実はともに民主主義が生じた機能不全が横たわっています。
お二人の専門であるジャーナリズムと文学の話はもちろん、そこから見える「混迷の時代」が向かう先を存分に語り合っていただきます。

【プロフィール】
真鍋弘樹(まなべ ひろき)
1965年生まれ。朝日新聞編集委員。前ニューヨーク支局長。
一橋大学社会学部卒業後、同紙に入社。
東京本社社会部、那覇支局、ニューヨーク支局等で報道に携わった後、論説委員、社会部次長。
これまで同紙で、「愛国を歩く」「地球異変」「ロストジェネレーション」「孤族の国」等の連載記事を担当した。
著書に『ルポ 漂流する民主主義』(集英社新書)の他、『3・11から考える「家族」』(岩波書店)、『花を 若年性アルツハイマー病と生きる夫婦の記録』(朝日新聞社)など。

上岡伸雄(かみおか のぶお)
1958年生まれ。翻訳家、アメリカ文学研究者。
学習院大学文学部英語英米文化学科教授。東京大学大学院修士課程修了。
1998年アメリカ学会清水博賞受賞。
フィリップ・ロス、ドン・デリーロなど現代アメリカを代表する作家の翻訳を手がけている。
著書に『テロと文学 9.11後のアメリカと世界』、『ニューヨークを読む』、訳書に『リンカーンとさまよえる霊魂たち』、『ワインズバーグ、オハイオ』、共著に『世界が見たニッポンの政治』など。

時間 _ 20:00~22:00 (19:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売1,500yen + 1 drink order
■当日店頭2,000yen + 1 drink order

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