2019年1月1日に生誕100周年を迎えるアメリカの作家J.D.サリンジャーを中心としたアメリカ文学について、1月18日公開の映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』からのエピソードにも触れながら柴田元幸さんにお話しいただきます。
若きサリンジャーが作家としてデビューするきっかけを作り、小説「キャッチャー・イン・ザ・ライ」執筆にも深く関わった名編集者ウィット・バーネットについて、柴田さんがお持ちのあるエピソードとは? ほか、朗読なども交え縦横無尽に語っていただきます。
柴田元幸 しばた・もとゆき
1954年、東京生れ。米文学者・東京大学名誉教授。翻訳家。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞受賞。『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞受賞。トマス・ピンチョン著『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。翻訳の業績により早稲田大学坪内逍遙大賞受賞。アメリカ現代作家を精力的に翻訳するほか、著書も多数。文芸誌「MONKEY」の責任編集を務める。
日程:2019年1月16日 (水)
時間:19:00~20:30 開場18:30~
料金:1,350円(税込)
定員:50名様
会場:本店内 小教室
映画情報
『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』
1939年ニューヨーク。若きサリンジャーは編集者ウィット・バーネットにその才能を見出され作家としてスタートを切るが、第二次大戦が勃発してしまう。過酷な戦争体験を経た後、数年後に発表した長編小説「ライ麦畑でつかまえて」は発売と同時にベストセラーとなり、サリンジャーは一躍スターダムに押し上げられる。だが彼は次第に世間の狂騒に背を向け、表舞台から姿を消してしまう――。
1月18日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。
出演:ニコラス・ホルト、ケヴィン・スペイシー、ルーシー・ボイントン
監督/脚本:ダニー・ストロング
原作:「サリンジャー 生涯91年の真実」(ケネス・スラウェンスキー 著、田中啓史 訳/晶文社刊)
配給:ファントム・フィルム