「デザイン」という言葉の社会認知は年々上がる一方です。しかしクリエイター自身が持つ、あるいは作品から感じられる熱量は同じように増えているでしょうか?
クリエイティブは以前よりも世の中に信頼され、期待が高まっていると言えるでしょうか。デザイナーの働き方に正解はありません。
しかしこれからの時代、クリエイターの持つ熱をより良いクリエイティブへと昇華させるには、体力や気力をすり減らすことのない「クリーン」なエネルギーが必要なはずです。
今回お呼びするのは、「キリン ハートランドビール」のアートワークを始めCMや広告を数多く手がける電通の窪田新氏、美大在学中にデザインチームである(株)TYMOTEを設立し、現在は枠にとらわれないデザインワークを実践するCEKAI代表の井口皓太氏、アートディレクター/アーティストとしても活躍しながら3人の子供の母でもあるえぐちりか氏の3人。
クリエイティブへの熱量や、作品の持つ輝きは皆さん同じですがワークスタイルは三者三様。
それぞれの仕事への関わり方や考え方を伺うことで、クリエイティブなエネルギーの保ち方、あるいはこれからのデザイナーがのびのびとデザインワークを行うためのヒントを見つけてもらえるトークイベントです。
※「MdNデザイナーズファイル」とは
「MdN デザイナーズファイル」は、デザイン、グラフィックやWeb、およびアート・ホビー関連の雑誌・書籍を発行する株式会社エムディエヌコーポレーションが2003年より刊⾏を続けているデザイナーズ年鑑で、2019 年度版で17 年目を迎えます。
広告・エディトリアル・パッケージ・空間・ロゴ・CI・UI などのデザインのジャンルで、今最も活躍し、注目されているグラフィックデザイナー・アートディレクターをMdN編集部が厳選して掲載するデザイナーズ年鑑です。
【プロフィール】
窪田新 くぼた・あらた
山梨県出身。アートディレクター。
最近の仕事は、 KIRIN「ハートランドビール」「晴れと水」、静岡新聞「超ドS」、TCC年鑑2018、本田技研工業「Honda NEWTYPE!」、釜石鵜住居復興スタジアムV.I.、B.LEAGUE、Nano Universe C.I.、テレビ山梨、ジュニアオリンピックなど。
主な受賞にN.Y.ADC金賞、カンヌライオンズ金賞、adfest金賞、L.I.A.金賞。
aratakubota.com
井口皓太(CEKAI)いぐち・こうた
1984年神奈川県生まれ。
2008年武蔵野美術大学基礎デザイン学科在学中に株式会社 TYMOTEを設立。
グラフィックデザインを軸にブランディング、CM、MV、ライブ演出など、さまざまなデザインワークを行っている。
また、2014年に世界株式会社を設立。
会社や所属、肩書きによるフレームを超えた、クリエイターとマネジメント、社会とが真に共存する場をクリエイションしている。
主な受賞歴に2014東京TDC賞、D&AD2015 yellow pencil、NY ADC賞2015goldなど。
京都造形芸術大学客員教授。
井口.com
えぐちりか
電通にてアートディレクターとして働く傍ら、アーティストとして国内外で作品を発表。著書絵本「パンのおうさまシリーズ」が小学館より発売。広告、アート、プロダクトなど様々な分野で活動。主な仕事に、PEACH JOHN、ベネッセこどもチャレンジbaby教材デザイン、ソフトバンク「PANTONE6」、TBS「TBS6チェン!」、PARCO、Laforet、CHARA、木村カエラ等のアートワークなど。イギリスD&AD金賞、スパイクスアジア金賞、グッドデザイン賞、キッズデザイン賞、JAGDA賞、JAGDA新人賞、ひとつぼ展グランプリ、岡本太郎現代芸術大賞優秀賞、街の本屋が選んだ絵本大賞3位、LIBRO絵本大賞4位、受賞他。青山学院大学総合文化政策学部えぐちりかラボ非常勤教員。
http://eguchirika.com
モデレーター 伊達千代 だて・ちよ
株式会社TART DESIGN OFFICE 代表/昭和女子大学環境デザイン学科非常勤講師。
グラフィックデザイナー/ライター。
メーカーのデザイン室、制作会社勤務を経て独立。エディトリアルを中心としたデザインワークのほか、雑誌・書籍にてグラフィックアプリケーションやデザイン関連の執筆、Macおよびグラフィックデザインのトレーニングも行う。
主な著書に『配色デザイン見本帳 配色の基礎と考え方が学べるガイドブック』『デザインのルール、レイアウトのセオリー。』(MdN刊)など。
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日程 / 2019年2月16日 (土)
時間 / 18:00~19:30 開場 17:30~
料金 / 1,350円(税込)
定員 / 110名様
会場 / 本店 大教室