2015年5月22日(金)

紀伊國屋書店Kinoppy=光文社古典新訳文庫Readers Club Reading Session #6「ひと味違うドストエフスキー短篇小説の魅力!」講師:安岡治子先生

光文社古典新訳文庫が紀伊國屋書店電子書店KINOPPYとコラボレーションして開催するReaders Club読書会(Readin Session)第6弾は、ドストエフスキー「白夜/おかしな人間の夢」(2015年4月刊)の訳者・安岡治子先生をお迎えして開催します。
“意外な(!?)”ドストエフスキーに出会える珠玉の中短篇4作!
ドストエフスキーと言えば、『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』など、暗くて重い長篇小説があまりにも有名ですが、今回収録の作品は不思議にどれも切ないながらも、そこはかとなく明るさが感じられるものばかりです。
ペテルブルグの夜を舞台に、内気で空想家の青年と少女の出会いを描いた初期の傑作「白夜」。自殺を決意した男が夢から覚めた後、真理を発見し自殺をとりやめる幻想的な短篇「おかしな人間の夢」。ドストエフスキーの主要なテーマのほとんど完璧な百科事典」(ロシアの思想家・文芸批評家バフチン)とも言われている作品でもあります。また作者本人のお気に入りでクリスマスに子供たちに朗読していたという「キリストの樅の木祭りに召された少年」、ロシアの民衆への暖かい眼差しが心を打つ「百姓のマレイ」。長篇とは異なる短篇ならでの魅力の4作品について語っていただきます。
(進行:光文社古典新訳文庫 駒井稔)
光文社古典新訳文庫が紀伊國屋書店電子書店KINOPPYとコラボレーションして開始するReaders Club読書会(Readin Session)第6弾です。

○日時:2015年5月22日(金) 18:30~ (開場18:15)
○場所:紀伊國屋書店新宿本店 8階イベントスペース
○定員:45名  ※定員に達し次第、受付を終了させていただきます。
○参加費:無料
○参加方法:
2015年4月29日(水)午前10:00時より
2階レジカウンターにてご予約を承ります。お電話でのご予約も同日より承ります。
ご予約・問い合わせ:2階直通 03-3354-5702
○お問い合わせ・ご予約 新宿本店2階カウンター 03-3354-5702
★当店に繋がる他の電話番号におかけになられても、ご予約は承れませんのでご注意下さい。
*イベントは1時間30分~2時間程度を予定しております。トーク終了後ご希望の方には安岡先生の著作・翻訳書にサインをお入れします。
*19:30以降の入場はお断りさせて頂く場合がございます。あらかじめご了承ください。

*安岡治子*
1956年生まれ。東京大学大学院教授。主な訳書に『地下室の手記』『貧しき人々』(ドストエフスキー)、『マリヤのための金』『マチョーラとの別れ』(ラスプーチン)、『酔どれ列車、モスクワ発ペトゥシキ行』(エロフェーエフ)、『デルス・ウザラ』(アルセニエフ)、『地下室の手記』(ドストエフスキー)。共訳に『フョードロフ伝』(セミョーノヴァ)、『チェゲムのサンドロおじさん』(イスカンデル)。共著に『新版 ロシア文学案内』、『岩波講座 文学8・超越性の文学』などがある。
*ドストエフスキー.*
[1821-1881] ロシア帝政末期の作家。60年の生涯のうちに、以下のような巨大な作品群を残した。『貧しき人々』『死の家の記録』『虐げられた人々』『地下室の手記』『罪と罰』『賭博者』『白痴』『悪霊』『永遠の夫』『未成年』そして『カラマーゾフの兄弟』。キリストを理想としながら、神か革命かの根元的な問いに引き裂かれ、ついに生命そのものへの信仰に至る。日本を含む世界の文学に、空前絶後の影響を与えた。

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