2015年5月24日(日)

磯崎新さん×福嶋亮大さんトークイベント「未完プロジェクトの現場から――日本・中国・チベット・イスラムの都市と文化」

※本イベントにつきまして、ゴールデンウィークの5月2日~5月6日間はメール・お電話での受付・お問い合わせをお休みさせていただいております。オンライン受付のみ行っております。ご了承のほどお願い申し上げます。

磯崎新が近年手がける非ヨーロッパ圏のプロジェクトは、近代(モダニズム)文化空間の枠組みを超える構想を背景に持っています。そのため、多くが未完となっています。プロジェクトは新興国における都市化と関係しており、磯崎は国家や現地の住民など、様々な人や社会とつきあい、事件に巻き込まれながら、異文化の中で闘ってきました。そこではどのような新たな問題が起こっているのか――。

日本・中国・イスラム・チベットにおける未完のプロジェクトの背景を磯崎が紹介しながら、都市の場にまつわる文化を研究している識者と討議をしていく全4回の連続対談! 異文化の現在を捉え、21世紀を読み解くための鍵を探ります。

第2回目は、福嶋亮大さんをお招きして、「紅楼夢パーク」(南京)や「大邑博物館群」(四川)を取り上げながら、虚構の都市空間(テーマパーク)について考えていきます。

磯崎 新

撮影:木奥惠三

磯崎 新

(いそざき・あらた)

1931年大分県生まれ。東京大学大学院建築学博士課程修了。丹下健三に師事。63年磯崎新アトリエを設立。世界各地で建築・都市の設計に携わり、展覧会を開催。多くの国際コンペ審査員を務める。東京大学、ハーバード大学、カリフォルニア大学ほかで客員教授を歴任。英国王立芸術院・米国芸術文学アカデミー名誉会員。 建築作品に≪旧大分県立図書館(現アートプラザ)≫、≪群馬県立近代美術館≫、≪つくばセンタービル≫、≪ロサンゼルス現代美術館≫、≪上海証大ヒマラヤ芸術センター≫、≪カタール国立コンベンションセンター≫など。 著書は『磯崎新建築論集』全8巻(岩波書店)、『挽歌集――建築があった時代へ』(白水社)など多数。

福嶋亮大

福嶋亮大

(ふくしま・りょうた)

1981年京都府生まれ。文芸評論家、中国文学者。 京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了(中国語学中国文学専攻)。博士(文学)。 京都造形芸術大学文芸表現学科非常勤講師を経て、立教大学文学部助教。 『復興文化論――日本的創造の系譜』(青土社)でサントリー学芸賞受賞。 著書は他に『神話が考える――ネットワーク社会の文化論』(青土社)。

司会:松井 茂

(まつい・しげる)

1975年東京都生まれ。詩人。「磯崎新12×5=60」展(ワタリウム美術館、2014-15年)を監修。 2015年より、IAMAS(情報科学芸術大学院大学)准教授。

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