過酷な運命に翻弄されながらも懸命に生きる若者たちを描くルータ・セペティスの邦訳第2作は、第2次世界大戦末期に起こった悲劇、客船<ヴィルヘルム・グストロフ号>の沈没を描いた傑作歴史フィクションです。
登場人物はそれぞれに秘密を抱えた4人の若者-彼らがどのような運命を辿るのか最後までページをめくる手が止められません。4人の視点で綴られる物語は朗読によって新たな命を吹き込まれ、私たちの目の前に一層鮮やかに立ち上がってくることでしょう。戦争も難民も決して過去のことではなく、世界の各地で今も人々を苦しめていることを、この70年前の出来事を描いた小説は私たちに気づかせてくれるのです。
日時:2019年2月17日(日) 午後2時~3時30分
会場:教文館ナルニア国内 ナルニアホール
定員:40名
参加費:1000円 ※当日受付でお支払いください。
【お申込み方法】
参加ご希望の方はナルニア国へお電話ください。
定員になり次第、受付を終了いたします。
申込み電話番号:03-3563-0730(午前10時~午後8時)
※1コール1名様のみ
☆朗読会終了後にサイン会が予定されています。
野沢佳織さんのサインをご希望の方は、当日ナルニア国でご本をお買い求めください。
講師紹介:野沢佳織(のざわ かおり)
東京都生まれ。翻訳家。訳書にルータ・セペティスの『灰色の地平線のかなたに』(岩波書店)のほか、シュヴァリエ『林檎の木から、遠くはなれて』(柏書房)、バーネット『秘密の花園』(西村書店)、ウェストール『遠い日の呼び声』(徳間書店)、カンツ&シュローズ『まいごのねこ』(岩崎書店)など。