2019年3月2日(土)

深尾葉子 × 竹端寛トークイベント「当たり前の牢獄」からの脱出〜 黄砂問題と福祉現場の思い込みを解く〜

【ジュンク堂 難波店】
2019年3月2日(土)  15:00 ~ 17:00
「当たり前の牢獄」からの脱出
〜 黄砂問題と福祉現場の思い込みを解く〜

『日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体』を執筆し、日本社会の女子を解放しようとした深尾葉子の専門は中国の「社会生態学的分析」。
黄砂問題の研究によってみえた問題の本質は、「思い込みの枠組みを外すこと」にあった。
『枠組み外しの旅』を執筆した竹端寛の専門は福祉医療現場における社会構造の分析。
精神病院や入所施設に共通する「必要悪」の論理の欺瞞と、その枠組み外しの可能性を模索してきた。
著者二人は「魂の脱植民地化研究」を通じて、社会の「当たり前」こそが、人々を牢獄に閉じ込め、生きづらさの元凶にあると気づく。
そんな二人のライフワークの書籍化を期に、思い込みや囚われから脱出する方法論を縦横無尽に語り合う。

【プロフィール】
深尾葉子(ふかお ようこ)
1963年大阪府生まれ。
大阪大学大学院言語文化研究科准教授。中国社会論。
里山のグローバル・マネジメント。大阪外国語大学中国語専攻卒業。
大阪市立大学文学研究科前期博士課程東洋史専攻修了。博士(経営学)。
大阪外国語大学助手・講師・助教授、大阪大学経済学研究科准教授を経て2018年4月から現職。
著書に『黄砂の越境マネジメント 黄土・植林・援助を問いなおす』(大阪大学出版会)、『魂の脱植民地化とは何か』(青灯社)、共編著に『満洲の成立―森林の消尽と近代的空間の形成―』(名古屋大学出版会)『香港バリケード』(明石書店)、『緑を紡ぎ出す人々―緑聖・朱序弼をめぐる動きと語り―』(風響社)、共著に『黄土高原の村―音・空間・社会―』他。

竹端寛(たけばた ひろし)
1975年京都市生まれ。
兵庫県立大学環境人間学部准教授。専門は福祉社会学、社会福祉学。
大阪大学人間科学部、同大学院人間科学研究科修了。博士(人間科学)。
山梨学院大学法学部政治行政学科講師・准教授・教授を経て、2018年4月から現職。
著書に『「当たり前」をひっくり返す』(現代書館)、『枠組み外しの旅』(青灯社)、『権利擁護が支援を変える』(現代書館)他。

■会場・受付 … 3階カウンター前特設会場。入場料無料(定員30名)
ジュンク堂書店 難波店
TEL 06-4396-4771

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