当店で開催するフェア『写真集の黄金の国:PHOTOBOOK ジパング』に合わせて、連続トークイベントを開催致します。
第二回目のゲストは、写真評論家のタカザワケンジさん。
日本の写真集が世界から注目されだしたのは、バブルが弾け、21世紀にならんとする頃でした。
かつて日本が「黄金の国 ジパング」と呼ばれた時もそうだったように、日本の写真集の良さを発見したのは、イギリス人の写真家マーティン・パーはじめ、海外の写真家やブックコレクター、ブックディーラーたちでした。
写真展は数多く開催され、写真プリントへの関心は以前より高まっていますが、日本では海外に比べ、写真プリントより、写真集の購入の方に関心が向けられています。
なぜこの国では写真集への関心や愛情がこんなにも高いのでしょう。
「はたして日本は『写真集の黄金の国』であるのか」
もしそうならば、なぜそれが日本という国に生じたのか、背景にはどんな事情があるのか。
トークイベントでは、日本の写真集の特徴や豊かさなどを、タカザワケンジさんをお招きして当店コンシェルジュの加藤と語り合っていただきます。
ぜひこの機会に、世界の写真集ファンを驚嘆させた日本の写真集の秘密と異質さ、多様性に触れてみませんか。皆様のご参加をお待ちしております。
【参加条件】
代官山 蔦屋書店にて、対象商品をご予約・ご購入いただいたお客様がご参加いただけます。
【お申込み方法】
以下の方法でお申込みいただけます。
①代官山 蔦屋書店 店頭(2号館1階レジ)
②オンラインストア
③お電話 03-3770-2525 アートフロア
【対象商品】
イベント参加券 1,080円(税込)
【注意事項】
*参加券一枚のご購入でお一人様にご参加いただけます。
*止むを得ずイベントが中止、内容変更になる場合があります。
*当日のお席はお越しいただいた順でのご案内となります。
【プロフィール】
タカザワケンジ
1968年群馬県生まれ。写真評論家、文芸書評家、ライター。
早稲田大学第一文学部卒業。
「アサヒカメラ」「IMA」「小説野性時代」「メンズノンノ」などの雑誌に寄稿するほか、富谷昌子写真集『津軽』(HAKKODA)、渡辺兼人写真集『既視の街』(東京綜合写真専門学校+AG GALLERY)、澤田育久『closed circuit』(The White)、井上雄輔『Containers in Tokyo』(CASE Publishing)などの写真集に解説を寄稿。
2012年から定期的に開催されてきた写真史講座(金村修写真ゼミ)は、2017年に金村修との共著『挑発する写真史』(平凡社)となって出版された。
『Study of PHOTO名作が生まれるとき』(ビー・エヌ・エヌ新社)日本語版監修。
東京造形大学、 東京綜合写真専門学校、東京ヴィジュアルアーツほかで非常勤講師。
IG Photo Galleryディレクター。
評論活動と並行して「CARDBOARD CITY」(The White 2014)、「非写真家 non-photographer」(RAINBOOTS/MUNO、IGPhoto Gallery 2018)、「非写真家2.0 入れ子の部屋 Nested room: non-photographer」(The White 2019)など、写真を見る側、思考する立場から斬新な写真展を発想、構想しつづけている。
加藤 正樹 (かとう・まさき)
1960年、愛知県生まれ。
青山学院大学英米文学科卒業後、編集プロダクションの松岡正剛事務所、編集工学研究所に所属。
『情報の歴史』(NTT出版)、『日本の組織 全16巻』(第一法規出版)などの編集に携わる。
1990年、Art Bird Booksを立ち上げ、洋書写真集やアートブック、デザイン洋書の会員制のリース業を開始。
1992年、中目黒駅前にリアルショップをオープン。
おもに洋書の絶版写真集、アートブック、ファッションブック、古書雑誌を販売。
『DUNE』『Studio Voice』『ShINC magazine』などに執筆。
2009年、山手通り拡張工事のため店舗を閉じる。
2012年より代官山 蔦屋書店ブックコンシェルジュに。
会期 / 2019年03月05日(火)
定員 / 70名
時間 / 19:30~21:00
場所 / 蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース
主催 / 代官山 蔦屋書店
問い合わせ先 / 03-3770-2525
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オンラインストアでの受付は2019/3/3(日)午前9時の受注分までとさせていただきます。