『うしろめたさの人類学』以来の新刊『文化人類学の思考法』を刊行した松村圭一郎さん。それを「こんなに「使える」本は滅多にない。」と評価するのが、WIRED日本版前編集長で『さよなら未来』著者の若林恵さん。
独立後、自身の出版社で『NEXT GENERATION BANK次世代銀行は世界をこう変える』というムックを刊行し、お金、働くこと、アイデンティティといったテーマを追究しつづけている若林さんは、「これまでのあたりまえ」の外へと出ていくための「思考のギア(装備)」になるのが文化人類学だと言います。
境界を飛び越え続けてきた二人が、働き方や仕事や経済が変わり目であるいま、あたりまえの外へ出ることの大事さと方法を語るトークショー。お聞き逃しなく!
【プロフィール】
松村圭一郎(まつむら・けいいちろう)
1975年生まれ。文化人類学者。京都大学総合人間学部卒。
京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。
岡山大学大学院社会文化科学研究科/岡山大学文学部准教授。
エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎなどについて研究。
著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『文化人類学 ブックガイドシリーズ基本の30冊』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社、第72回毎日出版文化賞〈特別賞〉受賞)。
若林恵(わかばやし・けい)
1971年生まれ。編集者。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。
早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。
2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。
音楽ジャーナリストとしても活動。
2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。
2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。
著書『さよなら未来』(岩波書店・2018年4月刊行)、責任編集『NEXT GENERATION BANK 次世代銀行は世界をこう変える』(黒鳥社/日本経済新聞出版社・2018年12月刊行)。
日程 / 2019年4月20日 (土)
時間 / 18:00~19:30 開場 17:30~
料金 / 1,500円(税込)
定員 / 110名様
会場 / 本店 大教室