2019年5月18日(土)

岩根愛 × 長島有里枝トークイベント「写真にとって言葉とは何か」 写真集『KIPUKA』(青幻舎)第44回(2018年度)木村伊兵衛写真賞 受賞記念

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青山ブックセンター本店では、写真家・岩根愛の第44回木村伊兵衛写真賞の受賞を記念して、トークイベントを開催いたします。
ハワイの「ボンダンス」に魅了され12年。日系移民によって歌い踊り継がれる代表曲、「フクシマオンド」の原曲の地である福島とハワイに通い続け、決してあらがえない大いなる自然とともに、2つの土地で踊る人々の姿を紡ぎました。
受賞作となった写真集『KIPUKA』は、岩根のまっすぐな眼差しを通し、私たちに過去と現在の生きる証を物語っています。

岩根の新刊『キプカへの旅』は、写真集『KIPUKA』の長年の取材の過程を言葉にまとめた意欲作です。福島からハワイへ継がれた盆唄の時間軸に横たわる溶岩流や地震などの自然災害、多数のレイヤーで構成される『KIPUKA』を読み解くテキストとも言えます。

トークイベントでは、2000年に第26回木村伊兵衛写真賞を受賞し、言葉と写真の関係性をテーマとした個展『知らない言葉の花の名前 記憶にない風景 わたしの指には読めない本』(横浜市民ギャラリーあざみ野、2019)の記憶も新しい、写真家の長島有里枝をゲストに迎え、写真と言葉の相関をテーマに、両氏の制作について掘り下げます。
トークイベント終了後、お二人のサイン会も開催いたします。

【プロフィール】
岩根愛(いわね・あい)
東京都出身。1991年単身渡米、ペトロリアハイスクールに留学。
オフグリッド、自給自足の暮らしの中で学ぶ。
帰国後、アシスタントを経て1996年に独立。
2006年以降、ハワイにおける日系文化に注視し、2013年より福島県三春町にも拠点を構え、移民を通じたハワイと福島の関連をテーマに制作を続ける。
2018年、初の作品集『KIPUKA』(青幻舎)を上梓、第44回木村伊兵衛写真賞受賞。

長島有里枝(ながしま・ゆりえ)
1973年東京都生まれ。
1995年、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。
1999年、カリフォルニア芸術大学MFA修了。
2015年、武蔵大学社会学部前期博士課程修了。
1993年、URBANART#2でパルコ賞受賞。
2001年、『PASTIME PARADISE』(マドラ出版、2000年)で第26回木村伊兵衛写真賞受賞。
2010年、『背中の記憶』(講談社)で第26回講談社エッセイ賞受賞。
作品集に『SWISS』(2010年、赤々舎)、『5 comes after 6』(2014年、bookshop M)など。

日程 / 2019年5月18日 (土)
時間 / 19:00~20:30 開場 18:30~
料金 / 1,500円(税込)
定員 / 110名
会場 / 本店 大教室

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