個体や細胞の単位では生死を繰り返しながらも、種としての生命を存続させる生物。個々の芸術家が個性を競いながらも、過去から続く伝統を継承して行く芸術。生物にとって、芸術にとって、「生命」、「進化」、そして「複製」とはいったい何を意味するのか?
2007年にサントリー学芸賞を受賞した福岡伸一さん(『生物と無生物のあいだ』)と三浦篤さん(『近代芸術家の表象』)が初めて対談し、動的平衡、フェルメール、マネなどを切り口に、生物と芸術のあいだの意外な共通点について語り合います。
※「プレミアム・ミニトーク」は、サントリー文化財団の設立40周年を記念して、第一線の研究者と読者との交流イベントとして東京と大阪で各3回開催します。今回は東京での第一弾です。
日時
2019年4月17日 (水) 19:00~20:30(開場時間18:30)
会場
本店 8F ギャラリー
募集人員
100名 ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込方法
1階カウンターにて、参加ご希望の旨をお申し付けください。
またはお電話でも、ご参加のお申込みを承ります。(受付電話番号:03-3281-8201)
いずれの場合も、参加対象書籍をご購入いただき、参加券をお受け取りいただいてから、ご入場となります。
当日、開演時間までにお求めください。開演1時間前からは、8階で受付をいたします。
▼参加対象書籍:開催当日、当店8階で販売する、福岡伸一さん、三浦篤さんの著作、またはサントリー文化財団関連書籍(「アステイオン」ほか)を、いずれか1冊以上。
※八重洲ブックカードゴールド会員は、ご予約のみでご入場いただけます。
主催
サントリー文化財団
八重洲ブックセンター
福岡伸一(ふくおか しんいち)
生物学者。1959年東京生まれ。京都大学卒。米国ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授などを経て青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員教授。サントリー学芸賞を受賞し、80万部を超えるベストセラーとなった『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)、『動的平衡』(木楽舎)など、“生命とは何か”を動的平衡論から問い直した著作を数多く発表。ほかに『世界は分けてもわからない』(講談社現代新書)、『できそこないの男たち』(光文社新書)、『福岡伸一、西田哲学を読む―生命をめぐる思索の旅 動的平衡と絶対矛盾的自己同一』(明石書店)、『ナチュラリスト――生命を愛でる人』(新潮社)など。また、大のフェルメール好きとしても知られ、世界中に散らばるフェルメールの全作品を巡った旅の紀行『フェルメール 光の王国』(木楽舎)、さらに最新刊として『フェルメール 隠された次元』(木楽舎)を上梓。
三浦 篤(みうら あつし)
1957年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学 (美術史学専攻)。パリ第4大学博士号取得。日本女子大学専任講師などを経て、現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。
著書に、サントリー学芸賞を受賞した『近代芸術家の表象 ― マネ、ファンタン=ラトゥールと1860年代のフランス絵画』(東京大学出版会)のほか、作品をみるコツを実践的に伝授する『まなざしのレッスン』(東京大学出版会)、マネを起点に描き出す新たな西洋絵画史『エドゥアール・マネ 西洋絵画史の革命』(角川選書)など。