流言蜚語、風評、誤報、陰謀論、情報宣伝……。
本書は、現代史に登場した数々のメディア流言の「真実」を見極め、それぞれの影響を長い射程で再検証した、いわば著者のメディア研究の集大成とも言える一冊です。
今回はその刊行を記念して、ポスト真実のデジタル情報化時代に求められる、「あいまい情報」のメディア・リテラシーについて、『うわさとは何か』を書かれた松田美佐さんとともに縦横に語っていただく、非常にタイムリーで刺激的な企画です。
ぜひふるってご参加ください。
【開催日時】
2019年5月29日(水)
18:15 受付開始
18:30 開場
19:00 イベント開始
チケット代金1500円(ワンドリンク付き)
お電話でもお申込みを承ります。(03-6268-9064)
お電話でお申し込みの場合はイベント開催日とイベントタイトルをスタッフまでお申し付けください。
なお当日は、お早めにお越しいただけますとご案内がスムーズになります。
【主催】
神保町ブックセンター
【協力】
岩波書店
【注意事項】
・キャンセルをご希望される方への払い戻しは、5月27日19時までにご連絡いただいた方のみとさせていただきます。
・不参加による払い戻しはいたしかねます。
・イベントの録音動画撮影はお断りいたします。
佐藤卓己(さとう・たくみ)
1960年生まれ。京都大学大学院博士課程単位取得退学。
国際日本文化研究センター助教授などを経て、現在、京都大学大学院教育学研究科教授。
専攻はメディア史、大衆文化論。
著書:『『キング』の時代——国民大衆雑誌の公共性』(2002年 岩波書店刊 日本出版学会賞受賞、サントリー学芸賞受賞)、『言論統制——情報官・鈴木庫三と教育の国防国家』(2004年 中公新書刊 吉田茂賞受賞)、『輿論と世論——日本的民意の系譜学』(2008年 新潮社刊)、『「図書」のメディア史——「教養主義」の広報戦略』(2015年 岩波書店刊)、『青年の主張——まなざしのメディア史』(2017年 河出書房新社刊)、『ファシスト的公共性——総力戦体制のメディア学』(2018年 岩波書店刊 毎日出版文化賞受賞)、『現代メディア史新版』(2018年 岩波書店刊)など多数。
松田美佐(まつだ・みさ)
1968年兵庫県生まれ。91年東京大学文学部社会心理学専修課程卒業。
96年東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻社会情報学専門分野博士課程満期退学。
東京大学社会情報研究所助手などを経て、2003年中央大学文学部助教授、08年より中央大学文学部教授。
専攻はコミュニケーション論・メディア論。著書に『うわさとは何かーーネットで変容する「最も古いメディア」』(2014年 中央公論新社刊)など。