【ジュンク堂 難波店】
1989年6月4日、中国の“姿”は決められました。
現代中国最大のタブー、天安門事件から、今年は30年目を迎えます。毎年、六月四日前後の中国では治安警備が従来以上に強化され、スマホ決済の送金ですら「六四」「八九六四」元の金額指定が不可能になるほど、事件の爪痕は社会にも、多くの人の心にも残っています。
天安門事件をいまどう見るのか。60人以上を取材したルポ『八九六四』を著した安田峰俊さんと、「移動」を作品テーマとしてきた作家の増山実さんが、8964と2019、中国と日本、そして『境界の民』を題材として、縦横無尽に語ります。
【プロフィール】
安田 峰俊(やすだ・みねとし)
1982年滋賀県生まれ。ルポライター。
立命館大学人文科学研究所客員協力研究員。
立命館大学文学部(東洋史学専攻)卒業後、広島大学大学院文学研究科修士課程修了。
大学在学中、中国広東省の深圳大学に交換留学。
一般企業勤務を経た後、著述業に。
2018年『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』(KADOKAWA)で第5回城山三郎賞を受賞。
著書に『和僑』『移民 棄民 遺民』(角川文庫)など。
増山 実(ますやま・みのる)
1958年大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業。
2012年、『いつの日か来た道』で第19回松本清張賞最終候補に。
同作は『勇者たちへの伝言』と改題され、第4回「大阪ほんま本大賞」を受賞。
他の作品に『空の勇者たち』『風よ僕らに海の歌を』『波の上のキネマ』がある。
■開催日時:2019年5月31日(金) 18:30開演
■会場・受付:3階カウンター前特設会場。電話予約可。入場料無料(定員30名)
ジュンク堂書店 難波店
TEL 06-4396-4771