季刊言論誌『kotoba』(集英社)で連載中の仲俣暁生さんによる書評連載「21世紀に書かれた百年の名著を読む」と連動し、Titleでは連続トークイベントを開催しています。本誌で紹介された一冊を、ホストの仲俣さんがゲストとともに、毎回さらに深く語り合うという企画です。
2回目の開催となる今回は、映画監督・作家として活躍する森達也さんをゲストにお招きし、ウンベルト・エーコの『プラハの墓地』を読み解いていきます。
反ユダヤ主義が流布するうえで決定的な役割を担った偽文書「シオンの議定書」。エーコは『プラハの墓地』の主人公シモーネ・シモニーニの物語を介して、この偽書が誕生し、世界を憎しみの渦へと巻き込んでゆくまでの過程を描きました。
現代のヘイトスピーチやフェイクニュースにも通じるこの普遍的な題材について、文芸評論家と現役作家のお二人がたっぷりと語り合います。
※『kotoba』2019年夏号は6月6日発売です。
仲俣暁生(なかまた・あきお)
文芸評論家、編集者。1964年、東京都生まれ。「CITY ROAD」「WIRED日本版」「季刊・本とコンピュータ」などの編集部を経て、現在「本と出版の未来」を考えるウェブサイト「マガジン航」の編集発行人を務める。著書に『失われた娯楽を求めて-極西マンガ論-』(駒草出版)、『再起動せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)、『極西文学論』(晶文社)など。
森達也(もり・たつや)
1953年、広島県生まれ。映画監督、作家。1998年にドキュメンタリー映画『A』を公開。ベルリンなど世界各国の国際映画祭に招待され、高い評価を得る。2001年、続編『A2』が、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。主な著書は、映画撮影の舞台裏を描いた『A』『クォン・デ』(角川文庫)、『A2』(現代書館)、『放送禁止歌』(光文社知恵の森文庫)、 『下山事件』『東京番外地』(新潮社)、『王さまは裸だと言った子供はその後どうなったか』(集英社新書)など。
開催日
2019年6月24日(月)
時間
19時30分スタート/21時頃終了予定 *イベント当日、お店は18時にてクローズ致します
会場
Title 1階特設スペース
参加費
1000円+1ドリンク500円
定員
25名
手順1:メールの件名にイベント名、メール本文にお名前(氏名)/電話番号/枚数(1人2枚まで)を明記して、以下のアドレスに送信ください。
title@title-books.com
手順2:「予約完了」の返信をいたします。(メールの受信設定にご注意ください)。
手順3:参加費は当日会場受付でのお支払いとなります。
お申し込み・ご予約は定員に達し次第締め切らせていただきます。