証言が食い違い、事件の真相が闇に覆われ、人間のエゴが炙り出される。
『羅生門』はこのような普遍的なテーマを描いたとされていますが、黒澤自身の個人的な経験や兄の自死などが克明に映し撮られていました。
黒澤映画と自伝、関係者の文献などから、個人史と鎮魂のメッセージを不朽の名画に昇華させていった過程を読み解く世界初の試みで、画期的クロサワ論である『黒澤明の羅生門』。
折しも主演女優の京マチ子さんが逝去され、著者でコロンビア大学教授のポール・アンドラ氏、訳者・北村匡平氏に加え、ゲストに四方田犬彦氏を迎えて語っていただきます。
日 時|2019年6月25日(火) 19:00開演 18:45開場
会 場|紀伊國屋書店新宿本店9階 イベントスペース
参加方法|参加には整理券が必要です。(先着50名)
対象書籍|『黒澤明の羅生門 フィルムに籠めた告白と鎮魂』(新潮社 税込2,700円)
【整理券受付】
▼店頭配布
5月28日(火)10:00より
別館M2階DVD/CD売場レジカウンターにて、『黒澤明の羅生門 フィルムに籠めた告白と鎮魂』(新潮社 税込2,700円)をお買い上げの方に整理券をお渡しします。
▼電話予約
お電話でのご予約は残部がある場合に限り5月29日(水)10:00より承ります。
別館M2階DVD/CD売場直通TEL:03-3354-0759(10:00-21:00)
お電話で予約されたお客様は、イベント当日までに別館M2階DVD/CD売場レジカウンターで『黒澤明の羅生門 フィルムに籠めた告白と鎮魂』(新潮社 税込2,700円)をお買い上げのうえ整理券をお受け取りくださいませ。
※整理券はお1人様1枚までとさせていただきます。※整理券の数には限りがございます。なくなり次第、配布を終了させていただきます。
※トークの後に著者と訳者のサイン会を予定しております。参加ご希望の方は、当日対象書籍と整理券を忘れずにお持ちください。
※当店に繋がる他の電話番号にかけられても整理券のご予約は承れませんのでご注意下さい。
※間違い電話が頻発しています。上記の電話番号を今一度お確かめの上お掛け下さい。
※イベントに関するお問い合わせも、上記の電話番号までお願いいたします。
<プロフィール>
ポール・アンドラ
1949年生まれ。専攻は日本文学、映画、人文科学。
エール大学で博士号を取得、現在コロンビア大学教授。
著書に『異質の世界-ー有島武郎論』(冬樹社)Literature of the Lost Home: Kobayashi Hideo-Literary Criticism, 1924-1939 (Stanford Univercity Press, 1995)などがある。
北村 匡平
1982年生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。
著書に『スター女優の文化社会学–戦後日本が欲望した聖女と魔女』(作品社)、『美と破壊の女優 京マチ子』(筑摩書房)がある。
四方田 犬彦
1953年生まれ。エッセイスト、批評家、詩人。
『映画史への招待』でサントリー学芸賞、『モロッコ流謫』で伊藤整文学賞、『翻訳と精神』『日本のマラーノ文学』で桑原武夫賞、『ルイス・ブニュエル』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。近著は「はじめての長篇小説」である『すべての鳥を放つ』(新潮社刊)。
<注意事項>
・イベント会場は自由席となります。開場時間よりご入場いただいた方からお好きな席にお座りいただけます。
・イベント会場での録音は固くお断りします。
・お客様のご都合や交通機関の遅延により時間に遅れた方や、係員の指示に従っていただけない場合は、イベントへのご参加をお断りする場合がございます。
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