『太陽の塔』Blu-ray&DVDの発売を記念して、スペシャルトークイベントを開催いたします。
ゲスト:西谷修さん(フランス哲学者)、関根光才監督
《作品紹介》
土偶の怪獣? 宇宙人の建造物? 誕生から約半世紀――いま明かされる”太陽の塔”の謎!!
1970年、「人類の進歩と調和」をテーマに大阪千里丘陵で開かれた日本万国博覧会。
6,400万人以上もの観客を動員し、「月の石」の展示や様々なパビリオンなどが注目を集めた一大イベント・大阪万博のなかでも、ひときわ異彩を放っていたのが、芸術家・岡本太郎が制作した”太陽の塔”だった。
高さ70m、腕の長さ25mというスケールに加え、まるで「土偶の怪獣」のようなデザインは、大阪万博のアイコンとして人々の記憶に刻まれている。
しかし、作者である岡本太郎は何のために、この巨像を創ったのだろうか。
80年代、自身が出演したCMで放った「芸術は爆発だ!」というひと言で、一躍世間の注目を浴びた岡本太郎。
これによって「凡人の理解を越えた変わり者」というイメージがひとり歩きすることとなったが、画家・写真家・彫刻家・建築家・思想家としての顔を持ち、その実像は”芸術家”という言葉の枠には到底収まりきらないスケールの大きな人物だった。
本作では岡本太郎に影響を受けた人々をはじめ、総勢29名へのインタビューを敢行。
芸術論としてだけではなく、社会学・考古学・民俗学・哲学の結晶としての”岡本太郎”が語られ、”太陽の塔”に込められたメッセージが解き明かされていく。
監督は、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」をはじめとする多数のMVやCMを手がけ、カンヌライオンズ(カンヌ国際広告祭)でヤング・ディレクターズ・アワードにてグランプリを受賞するなど、日本を代表する若手映像クリエイターとして活躍するかたわら、昨秋、初の長編映画監督作『生きてるだけで、愛。』を公開して話題となった関根光才。
あえてナレーションを使わず、時にはフィクションの映像も用いながら、”太陽の塔”に新たな命を吹き込んだ。
〇日時:2019年6月28日(金)19:00開演 (18:45開場)
〇場所:紀伊國屋書店 新宿本店 9階イベントスペース
〇定員:50名
〇参加方法:無料でご参加いただけるイベントです(要予約)。
5月25日(土)10:00よりお電話にてご予約を承ります。(先着50名)
ご予約電話番号:03-3354-0759
紀伊國屋書店新宿本店 別館M2階DVD/CD売場直通(10:00~21:00)
※当店に繋がる他の電話番号にかけられてもご予約は承れませんのでご注意下さい。
※間違い電話が頻発しています。上記の電話番号を今一度お確かめの上お掛け下さい。
※イベントに関するお問い合わせも、上記の電話番号までお願いいたします。
*会場にて『太陽の塔』(マクザム)Blu-ray(税込価格 5,400円 )・DVD(税込価格 4,320円 )をお買上げの方には、トークショー終了後、ゲストのサイン+握手会にご参加いただけます。
*事前に当店にてご購入された場合には、当日レシートとBlu-ray・DVDをご持参くださいませ。
《プロフィール》
監督:関根 光才(せきね・こうさい)
1976年4月25日生まれ。東京都出身。上智大学文学部哲学科卒。
2005年、CM制作会社ハット在籍中に短編映画『RIGHT PLACE』を初監督し、翌年カンヌライオンズ(カンヌ国際広告祭)のヤング・ディレクターズ・アワードにてグランプリを受賞、国際的にも認知される日本人監督となる。
2008年に独立して以降、Nike、Adidas、TOYOTA、資生堂など数多くの広告映像や、Mr. Children、The Fin.、Young Juvenile Youthなどのミュージックビデオを演出し、2012年には短編オムニバス映画『BUNGO〜ささやかな欲望〜』にて岡本かの子原作『鮨』を監督。
2014年の広告作品HONDA Internavi『Ayrton Senna 1989』ではカンヌライオンズにおいてチタニウム部門グランプリ、フィルム部門ゴールド等多数の賞を受賞。
本作が初の長編ドキュメンタリー映画となり、2018年秋には長編劇場映画初監督作品「生きてるだけで、愛。」も公開。
新人映画監督に送られる新藤兼人賞 銀賞、日本映画プロフェッショナル大賞 新人監督賞を受賞した。
現在は国内・国外で映画監督・映像作家としての活動を行う傍ら、東日本大震災以降に発足した、表現で社会や政治に向き合うアートプロジェクト「NOddIN(ノディン)」などでも創作活動を続けている。株式会社NION(ナイオン)共同設立者。
ゲスト:西谷 修(にしたに・おさむ)
1950年、愛知県北設楽郡生まれ。哲学者、東京外国語大学名誉教授。
東京大学法学部卒業後、東京都立大学大学院、パリ第8大学で文学・哲学を学ぶ。
明治学院大学文学部フランス文学科教授、東京外国語大学総合国際学研究院教授、立教大学文学研究科特任教授を歴任。現在、神戸市立外国語大学客員教授。
20世紀フランス思想(バタイユ、ブランショ、レヴィナス等)の研究をベースに、世界戦争以後の人間の生存条件の変容(死の不可能性)、さらにグローバル化によって引き起こされた諸問題について研究、共同体論、戦争論、世界史論、クレオール論、共生論、破局論、などを展開。
《注意事項》
*座席は自由席となります。
*トークは約1時間を予定しております。トークショー終了後、サイン+握手会は座席前列よりご案内させていただきます。
*サイン会のみの参加は承っておりません。
*動画撮影・録音は固くお断りいたします。
*イベントの出演者・内容については急な変更等ある場合がございます。予めご了承下さい。
*定員になり次第、受付を終了させていただきます。尚、当サイトでの受付終了のご案内は遅れる場合がございます。予めご了承下さい。