ずーっと生きづらくて、しんどかった――
「人と同じことができない」「シアワセがわからない」と思ってきた細川貂々さんと、「ココロとカラダがバラバラ」「自分の居場所がどこにもない」と思ってきた綾屋紗月さん。
子どもの頃からずっと、自分ともつながれない、人ともつながれない苦労を抱えたまま、大きくなったふたりが出会った「当事者研究」。
「わたし」の苦労を、同じような苦労を抱えた仲間とともに話し合い、考える「当事者研究」の技法を通じて、自らの抱える苦労との付き合い方を学び、今いる場所を「悪くないかな」と思えてきたふたりが、人とのつながり方、自分とのつながり方について、同じように悩むみなさんとともに分かち合います。
当事者研究について、まったく知らなくて構いません。
「なんかしんどい」人から「当事者研究ってなにするの?」な人まで大歓迎。当日は、実際に当事者研究をやって、みんなで「わたし」の抱える苦労を一緒に考えてみます。
どうぞお楽しみに!
【出演者プロフィール】
細川貂々(ほそかわ・てんてん)
1969年生まれ。漫画家・イラストレーター。
夫のうつ病生活を描いた『ツレがうつになりまして。』(幻冬舎)がベストセラーに。
近年は、自身のネガティブ思考との付き合い方をテーマにした『それでいい。』『やっぱり、それでいい。』(水島広子との共著、創元社)、『わたしの主人公はわたし』(平凡社)などの著作を手がける。
大阪の「NPOそーね」で当事者研究に出会い、1年かけて「シアワセ研究」を行う。
関心があるテーマは、ココロとカラダのシアワセ。
綾屋紗月(あやや・さつき)
1974年生まれ。東京大学先端科学技術研究センター特任研究員。
4歳頃から集団になじめず、「自分は何者なのだろう」という問いに苦しみ、疎外感を抱きながら過ごす。
2006年、アスペルガー症候群の存在を知り、自閉スペクトラムの診断名をもらう。
発達障害者が参加・運営する当事者研究会「おとえもじて」主催。
著書に『発達障害当事者研究』(熊谷晋一郎との共著、医学書院)、『増補 前略、離婚を決めました』(よりみちパン!セ シリーズ)、編著に『ソーシャル・マジョリティ研究』(金子書房)など。
時間 _ 20:00~22:00 (19:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売1,500yen + 1 drink
■当日店頭2,000yen + 1 drink