2019年6月15日(土)

若島正 × 柳下毅一郎「ハーラン・エリスンを語る(+ジーン・ウルフ追悼)」 『愛なんてセックスの書き間違い』(国書刊行会)刊行記念

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ハーラン・エリスンの非SF作品を集めた『愛なんてセックスの書き間違い』(若島正・渡辺佐智江訳、国書刊行会)の刊行を記念して、本書編訳者の若島正さんと、6月から刊行開始のエリスンによる伝説的アンソロジー『危険なヴィジョン(全3巻)』(早川書房)収録短篇の翻訳も手がける翻訳家柳下毅一郎さんをお迎えしてトークショーを開催いたします。
合わせて、今年4月に逝去したジーン・ウルフを偲んだトークも行います。
伝説の『ケルベロス第五の首』トークショーの熱狂を再び!(注:ジーン・ウルフ/柳下毅一郎訳『ケルベロス第五の首』刊行時のイベントで、ゲストは若島正さん。ジーン・ウルフの超絶技巧を読みとく内容で、現在は若島正著『乱視読者のSF講義』[国書刊行会]に収録)

【書籍紹介】
『愛なんてセックスの書き間違い』(若島正・渡辺佐智江訳、国書刊行会)

アメリカSF界のレジェンド、カリスマSF作家ハーラン・エリスンはSF以外の小説も凄い!
犯罪小説を中心に非SFジャンルの初期傑作を精選、日本オリジナル編集・全篇本邦初訳でおくる暴力とセックスと愛とジャズと狂気と孤独と快楽にあふれたエリスン・ワンダーランド!

「父さんのこと、殺す」痩せた少年の緑色の瞳は飢えたようだった……孤独な男と孤独な少年の出会いを痛切に描く「第四戒なし」、成功した作家が体験するサイケデリックな彷徨譚「パンキーとイェール大出の男たち」、閉ざされた空間に幽閉される恐怖を華麗な筆致で綴る「盲鳥よ、盲鳥よ、近寄ってくるな!」、〈ジルチ〉がある小説を書け!と命じられた新人作家の苦悩とは?
爆笑のポルノ小説「ジルチの女」、ギャング団潜入取材を元に書かれた「人殺しになった少年」、グルーヴィな筆致が炸裂するエリスン流ジャズ小説「クールに行こう」など、カリスマSF作家エリスンによる犯罪小説・ポルノ小説・ジャズ小説・ハードボイルドといった非SFジャンルの初期傑作を精選した日本オリジナル短篇集(全11篇、すべて本邦初訳)。

【出演者プロフィール】
若島正(わかしま・ただし)
1952年生まれ。京都大学名誉教授、詰将棋作家、チェス・プロブレム作家。
著書に『乱視読者の英米文学講義』(研究社)、『乱視読者のSF講義』(国書刊行会)、訳書にウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』(新潮社)『アーダ』(早川書房)、メアリー・マッカーシー『私のカトリック少女時代』(河出書房新社)など多数。

柳下毅一郎(やなした・きいちろう)
1963年生まれ。東京大学工学部卒。特殊翻訳家・映画評論家。
訳書にバラード『クラッシュ』(東京創元社)、ジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』(国書刊行会)、アラン・ムーア『プロメテア』(小学館集英社プロダクション)、著書に『興行師たちの映画史』(青土社)、『皆殺し映画通信』シリーズ(カンゼン)など多数。

時間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売1,500yen + 1 drink order
■当日店頭2,000yen + 1 drink order

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