2019年8月25日(日)

『唱歌の社会史』から今の日本の状況を読み解く!! 中西光雄(国文学)× 伊藤公雄(社会学)ト―クイベント 「唱歌の社会史」(メディアイランド)発刊記念

【隆祥館書】
「蛍の光」「ふるさと」「我は海の子」……。世代を通じて愛唱されるこれらの 歌は、明治から小学校で教えられた文部省唱歌といわれる歌です。「なつかしさ」 はともかく「あやうさ」というのはなんなのでしょうか? これらの歌は子どもの 情操を豊かにする役割とは別の役割がありました。 それは、明治以降の近代日本 という意識を国民の中につくっていく役割です。
今あげた歌の中にも好戦的だったり、植民地支配や軍拡政策を進めていく歌詞もあったのです。知らずしらずのうちに意識を変えられるという、あやうさを秘めていました。しかし戦後、このような事実があったことが、忘れ去られようとしています。 『唱歌の社会史』は、国文学、社会学、法制史学、詩人の立場で、それぞれが日本で親しまれ続けてきた唱歌の役割や影響について書かれています。
今回はその中のお二人、中西光雄さん(国文学)、伊藤公雄さん(社会学)のお立場で、いまの日本の状況と合わせながら、お話を伺います。 この機会にぜひ!!
 
中西光雄
1960年、岡山県倉敷市生まれ。
国学院大学大学院文学 研究科博士課程後期中退。
専門は日本文学(古典)、日本政治思想史。
学校法人 河合塾古文科専任講師。
著書に『「蛍の光」と稲垣千頴 国民的唱歌と作詞者の 数奇な運命』(2012年 ぎょうせい)など。
ミュージシャンの中西圭三氏は実弟。

伊藤公雄
1951年、埼玉県生まれ。文化社会学・政治社会学専攻。
京都産業大学現代社会学部客員教授、
京都大学名誉教授・大阪大学名誉教授。
日本学術会議会員、一般社団法人ホワイトリボンキャンペーンジャパン共同代表。
主な著書に『光の帝国・迷宮の革命―鏡のなかのイタリア』(青弓社)、『〈男らしさ〉のゆくえ』(新曜社)、『「戦後」という意味空間』(インパクト出版会)など、共編著に『国家がなぜ家族に干渉するのか』(青弓社)など。

 
『唱歌の社会史』から今の日本の状況を読み解く!!
中西光雄(国文学)×伊藤公雄(社会学)ト―クイベント

 
開催日:2019年8月25日日曜日
時間:14:30開場  15:00 開演
会場:隆祥館書店8階 多目的ホ-ル
参加費:3,800円(内訳:参加費1,640円+『唱歌の社会史』2,160円)当日の場合:参加費500円アップになります。
(要予約・事前購入制とさせていただきます。申込み順)

*振込先
三井住友銀行上町支店 (普通)1353923                                                                                カ)リュウショウカンショテン

*申込み・お問合せ: 隆祥館書店 TEL:06-6768-1023
*住所:大阪市中央区安堂寺町1-3-4 谷町6丁目⑦番出口向かい
*Eメ-ル:ryushokan@eos.ocn.ne.jp

主催:隆祥館書店
後援:メディアイランド
 
 

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