【ジュンク堂 池袋本店】
まもなく戦後74年の夏を迎えます。
戦争体験をもたない世代が大多数になった日本社会で、排外主義が強まり、ひいては北方領土を戦争で取り返すと発言する国会議員まであらわれました。
いまの日本の状況は満州事変前に酷似していると警鐘を鳴らす半藤氏は、自身の戦争体験を描いた初めての絵本を出版し、子どもたちや若い世代にも戦争の歴史を伝えようとしています。
また、在日朝鮮人などマイノリティの人権問題や日本・アジア関係史を研究してきた内海氏は、東アジアの平和のために日本に課された戦後責任を問うています。
日本が二度と戦争を始めないために、わたしたちは歴史をどのように伝え、歴史から何を学ぶべきなのか――。
戦争に至る過程や開戦後の経過、加害や被害など、日本の戦争の歴史に深く向き合ってきたお二人が、長崎の原爆の日に縦横に語り合います。
【講師紹介】
半藤一利(はんどう・かずとし)
1930年東京生まれ。東京大学文学部卒業後、東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。松本清張、司馬遼太郎らの担当編集者をつとめる。
「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役などをへて作家に。『日本のいちばん長い日』(文藝春秋)、『昭和史1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』(平凡社)など、近現代史についての著作を多数発表。
内海愛子(うつみ・あいこ)
1941年東京生まれ。早稲田大学大学院修了後、日本朝鮮研究所所員、インドネシア・パジャジャラン大学講師などをへて恵泉女学園大学名誉教授。
主著に『朝鮮人BC級戦犯の記録』(勁草書房・岩波現代文庫)、『戦後補償から考える日本とアジア』(山川出版社)、『海境を越える人びと――真珠とナマコとアラフラ海』(共著 コモンズ)、『キムはなぜ裁かれたのか――朝鮮人BC級戦犯の軌跡』(朝日新聞出版)など多数。
アジアを歩く中で見えてきた日本とアジアの歴史と現在――そこから私たちの戦後責任を考えます。
開催日時:2019年08月09日(金) 19:00~
★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)
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