2019年9月24日(火)

【立教大学文学部書店トークイベント】講師:平井吾門「国語辞典はなぜ五十音順なのか」

【ジュンク堂 池袋本店】
数ある国語辞典を眺めてみると、現在主流のものはほぼ全て五十音順で並べられている。なぜだろう。
五十音は、我々の生活に極めて馴染み深いものであり、日常の様々な場面で利用されている。
しかし、馴染み深いからこそ、そこに潜んでいる謎もまた見過ごされることが多い。
「なぜ、ヤ行にはイの段とエの段が無いのか」「『ん』はどこに置くのが正しいのか」「アカサタナハマヤラワの並び順は、どういう意味があるのか」といった五十音にまつわる疑問を出発点として、国語辞典と五十音との関わりという切り口から、学問分野「国語学史」を紹介する。
国語を研究するのが国語学、国語の歴史が国語史、そして国語学の研究の歴史が国語学史である。
国語辞典には、国語を研究してきた先人たちの知恵や工夫、そして時に誤魔化しや大胆な発想の積み重ねが結晶している。
種々の国語辞典や国語学・国語史・国語学史にまつわる書籍を眺めつつ、趣味の一つではなく学問の対象としての国語辞典というものについて、改めて考えてみたい。

【講師紹介】
立教大学文学部文学科日本文学専修 平井 吾門 准教授
1982年神奈川生まれ。東京大学文学部卒業。
弘前大学専任講師を経て、現在、立教大学文学部文学科日本文学専修准教授。
専門は日本語学(国語学)、特に近世国語辞書の歴史的な変遷について研究を進めている。
論文に「『雅言集覧』に見られる『倭訓栞』への意識――百人一首歌および『倭名類聚抄』の扱いを通して」(『国語と国文学』95(2)、2018)など。

開催日時:2019年09月24日(火) 19:30~

★入場料は無料です。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)

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ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
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