2019年9月28日(土)

『ガンツウ|guntû』刊行記念 堀部安嗣 × 鞍田崇 トークイベント

世界的にも注目される瀬戸内の客船ガンツウ。建築家の堀部安嗣さんはその設計の仕事を通して、風土や自然、文化をどのように受け止め、何を考えたのか。「建築と船は似ている」と語るように、日本の伝統的な寺社仏閣や庭園での身体的経験が重ねられ、また数々の住宅設計の知見も活かされています。就航から約2年、本書刊行を機に、その全貌が語られます。
対話のお相手として、哲学者の鞍田崇さんをお招きします。鞍田さんの関心から堀部さんの仕事をどう見るのか、また、幼少期より瀬戸内の風景にも親しんでいる鞍田さんが何を思ったのか。自由気ままな旅のような時間をお楽しみください。
終了後、堀部さんのサイン会も開催いたします。

堀部安嗣 ほりべ・やすし
建築家、京都造形芸術大学大学院教授。1967年神奈川県生まれ。1990年筑波大学芸術専門学群環境デザインコース卒業。1991-94年益子義弘に師事。1994年堀部安嗣建築設計事務所設立。25年間に100超の住宅や店舗等を設計。2002年第18回吉岡賞、2016年日本建築学会賞(作品)受賞。
著書に『書庫を建てる』(新潮社、2014)、『堀部安嗣作品集: 1994-2014 全建築と設計図集』(平凡社、2015)、『堀部安嗣 建築を気持ちで考える』(TOTO出版 、2017)、『住まいの基本を考える』(新潮社、2019)など。

鞍田崇 くらた・たかし
哲学者。1970年兵庫県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科修了。現在、明治大学理工学部准教授。近年は、ローカルスタンダードとインティマシーという視点から、現代社会の思想状況を問う。
著作に『民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする』(明治大学出版会、2015)など。

日程:2019年9月28日 (土)
時間:18:00~19:30
料金:1,500円(税込)
定員:50名様
会場:本店内 小教室

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書籍情報
『ガンツウ|guntû』
瀬戸内の魅力を掘り起こすための客船ガンツウの全貌と、その地ならではの独自の風景・世界観を、撮り下ろし写真、書き下ろしテキスト・ドローイングで表現。

著 堀部安嗣
写真 鈴木研一
装丁 小池俊起
判型・頁数 182×250mm・128ページ
言語 日・英
発行 2019年8月19日
定価 本体2,700円+税
ISBN 978-4-910032-00-9
詳細 http://www.millegraph.com/

・1年半にわたり撮り下ろしされたガンツウと瀬戸内の写真約90点
・堀部安嗣氏による書き下ろしテキストとドローイングの数々
・ガンツウの船体だけではなく、塩飽諸島本島に残る町並みや、北木島の石切場など、知られざる瀬戸内の姿も収録
・刊行記念のトークや展示は、京都や岡山でも開催

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