カルチュラル・スタディーズの理論家、スチュアート・ホール。ジャマイカで生まれ、イギリスに渡ってメディアや現代文化の批判的研究に貢献し、反人種差別をめぐる社会運動や黒人アーティストたちの表現活動にも影響を与えた人物です。
このたびスチュアート・ホール論の集大成『真実を語れ、そのまったき複雑性において』を上梓した神戸大学教授の小笠原博毅さんと、ゲストとして『紋切型社会』などの著作で知られるライターの武田砂鉄さんをお迎えし、トークイベントを開催します。ホールの思考を辿る本書を、今日の日本社会で読む意義とは何か。さらには<ポピュリズムの政治>、<人種差別>、<新自由主義の経済>、<「分断」の世界>など時事的な問題に対して、アカデミズムやジャーナリズムの言論がどのような役割を果たすことができるのか、お話しいただきます。
【参加条件】
代官山 蔦屋書店にて、いずれかの対象商品をご予約・ご購入頂いたお客様がご参加いただけます。
【お申込み方法】
以下の方法でお申込みいただけます。
①代官山 蔦屋書店 店頭 (1号館1階 レジ)
②お電話 03-3770-2525 (人文フロア)
③オンラインストア
【対象商品】
・書籍『真実を語れ、そのまったき複雑性において―スチュアート・ホールの思考』(新泉社・3024円/税込)+イベント参加券( 500円/税込)セット 3524円(税込)
・書籍『紋切型社会』(新潮文庫・637円/税込)+イベント参加券(1,000円/税込)セット 1637円(税込)
・イベント参加券 1,500円(税込)
【ご注意事項】
*参加券1枚でお一人様にご参加いただけます。
*イベント会場はイベント開始の15分前からで入場可能です。
*当日の座席は、先着順でお座りいただきます。
*参加券の再発行・キャンセル・払い戻しはお受けできませんのでご了承くださいませ。
*止むを得ずイベントが中止、内容変更になる場合があります。
【プロフィール】
小笠原 博毅 (オガサワラ・ヒロキ)
1968年生。
神戸大学大学院国際文化学研究科教授。ロンドン大学ゴールドスミス校社会学部博士課程修了。社会学Ph.D。スポーツやメディアにおける人種差別を主な研究テーマに据え、カルチュラル・スタディーズの視座から近代思想や現代文化を論じている。近年は、東京オリンピックや大阪万博の開催に一貫して異議を申し立て、批判を展開している。 著書に『セルティック・ファンダム』(せりか書房)、共著に『やっぱりいらない東京オリンピック』(岩波ブックレット)。編著に『黒い大西洋と知識人の現在』(松籟社)、共編著に『反東京オリンピック宣言』(航思社)および『サッカーの詩学と政治学』(人文書院)。
武田 砂鉄 (タケダ・サテツ)
1982年東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年よりライターに。著書に『紋切型社会』(新潮文庫)、『日本の気配』(晶文社)、『コンプレックス文化論』(文藝春秋)、『芸能人寛容論――テレビの中のわだかまり』(青弓社)などがある。
会期 2019年8月21日(水)
時間 19:00~21:00(15分前に開場)
場所 蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース
定員 70名
主催 代官山 蔦屋書店
問い合わせ先 03-3770-2525
(代表番号 担当:人文フロア)