2015年6月20日(土)

『言葉の胎児たちに向けて―同調から共感へ』トークイベント 姜信子さん×中川五郎さん

歌うように書きたい作家・姜信子さんと歌うように生きるシンガー・ソングライターの中川五郎さんが出逢う歌力とは。

歌いかけられる、差し向けられるその歌はプレゼント、人と人が出逢い心のなかに生まれる立ち上がろうとする動き。そこには何の尺度もささいな隔たりもない。

歌は祈りや言葉よりも前からやってきて、そのかなたへ向かう。

同時に人の祈りにまでさかのぼる。

歌うことは二度祈ることであるーアウグスチヌスを身をもって生きるお二人に歌の魅力、持てる力、素晴らしさをつぶさに語っていただき、歌にしたい、歌いたい、歌う。

ほんの少し奈良少刑から結ばれた歌を五郎さんに歌っていただき、参加された皆さんの心のお土産になりますように。

【プロフィール】
・姜信子(きょう・のぶこ)
作家。1961年、横浜市生まれ。’86年、『ごく普通の在日韓国人』でノンフィクション朝日ジャーナル賞を受賞(’87年、朝日新聞社刊。のちに朝日文庫)。人間を囲い込む「国家」「民族」あるいは「在日」といった言葉からこぼれおちるもの、ひそやかな声を追いかけて、越境の旅を続ける。『棄郷ノート』(作品社)で2001年度熊日文学賞、「追放の高麗人」(写真アン・ビクトル、石風社)で2003年度地方出版文化功労賞を受賞。2014年、1000年先の人々に「いのち」の言葉を手渡すべく、『死ぬふりだけでやめとけや 谺雄二詩集』(みすず書房)を編集。他著書多数。
http://d.hatena.ne.jp/omma/

・中川五郎(なかがわ・ごろう)
シンガー・ソングライター。1949年、大阪府生まれ。高校在学中からアマリカのフォークソングの影響を受け、学曲作りを開始。’68年、「受験生ブルース」「主婦のブルース」などを発表。’69年、アルバム 『終わり はじまる』をリリースする。’70年以降、音楽に関する文章や歌詞の対訳などを中心に活動。’76年、アルバム『25年目のおっぱい』、’78年に『また恋をしてしまったぼく』を発表。’90年代以降、ブコウスキーをはじめ海外作品の翻訳も手がける。

http://www.goronakagawa.com/

  • 出演 _

    姜信子(作家)
    中川五郎(シンガー・ソングライター)

  • 時間 _

    15:00~17:00 (14:30開場)

  • 場所 _

    本屋B&B
    世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F

  • 入場料 _

    1500yen + 1 drink order

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