2019年10月31日(木)

熊谷晋一郎 × 上岡陽江トークイベント「孤独・暴力・依存からの回復を求めて」 ちいさい・おおきい・よわい・つよい125号『ひとりでがんばってしまうあなたのための子育ての本-「ダルク女性ハウス」から学ぶこと・気づくこと』(ジャパンマシニスト社)刊行記念

【ジュンク堂 池袋本店】
昨今、「虐待」が大きく報道されています。
そんなニュースは自分には無縁と思われるかもしれません。
でも、一見平穏にみえる子育てにも、じつは「圧倒的な力」や「抑圧的な関係」をベースに、かろうじて「ふつうの家族」を保っている……といった状況が見え隠れしてはいないでしょうか。
そして、それが、外にひらかれず「孤独で密室的な子育てや家族」を頑張って続けているとしたら、そこは「暴力の温床」となる要素がある……それは、ニュースや一部の特殊な問題のなかにあるのではなく、「ふつう」と思う暮らしを続ける私たちのなかにもあるのかもしれません。
本特集では、ひとりで抱えている子育てと暴力、依存の関係を紐解き、回復の道筋を考えます。
そこで、頼ったのが、家族に頼らず地域や仲間にひらいて子育てをする「ダルク女性ハウス」の経験と知恵です。
それをお借りして、共有していくことを試みました。
本トークイベントは、特集を補完し、みなさんと考えるひとときです。
まずは、ちょっとここのところ「家族って、結婚ってなに?」「子どものことで悩んでいるけれど、出口がみえない」「仕事、子育て、夫のことで糸口がほしい」といった方へのお誘いです。
「ダルク女性ハウス」と「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」の語りの場に、お立ち寄りください。

【講師紹介】
熊谷晋一郎(くまがやしんいちろう)
1977年生まれ。小児科医。東京大学先端科学技術研究センター准教授。
新生児仮死の後遺症から脳性麻痺になり、以後車椅子で生活。
小中高は普通学校で過ごす。
当事者研究に取り組み、著書に『リハビリの夜』(医学書院)ほか多数。

上岡陽江(かみおかはるえ)
1957年生まれ。NPO法人ダルク女性ハウス代表。精神保健福祉士。
子どものころから重度のぜんそくで、小学6年から中学3年まで入院生活を送る。
そのなかで処方薬依存と摂食障害になり、19歳からアルコール依存症を併発。
27歳から回復プログラムにつながる。1991年に友人と二人でダルク女性ハウスを設立。
共著に『生き延びるための犯罪(みち)』(よりみちパン!セ、イースト・プレス)、『その後の不自由――「嵐」のあとを生きる人たち』(医学書院)ほか。

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)

■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5

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