2019年9月28日(土)

伊藤亜紗 × 松本篤「なぞる体、ずれる体」 『慰問文集』再々発行プロジェクト関連連続トーク「なぞるとずれる|Trace and Slip」

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『なぞるとずれる|Trace and Slip』は、様々なゲストの実践や思索を手がかりに、「なぞる」ことの意味を掘り下げて考える連続トーク・シリーズで、remo[NPO法人記録と表現とメディアのための組織]を母体にして活動するアーカイブプロジェクト・AHA!(アハ)が、今夏、新たに取り組む『慰問文集』再々発行プロジェクトの関連プログラムとして企画されたものです。

日常の営みから、創作活動に至るまで、実はあらゆる場面に遍在する「なぞる」という行為。また、「なぞる」ことに伴って生じる「ずれる」という現象。

本トーク・シリーズでは、各回の話し手を媒介にして「なぞる」ことの深淵に触れながら、ここではないどこか、あなたではない誰かへと「ずれ」ていく束の間の愉しみを、ともに分かち合いたいと思います。
聞き手には、本トークシリーズの企画者でAHA!の松本篤さんが務めます。

vol.01、vol.02と別会場での開催を経て、vol.03〜05は、B&Bにて開催いたします。

Vol.03のゲストは『目の見えない人は世界をどう見ているのか』『どもる体』、近刊に『記憶する体』の著者である伊藤亜紗さんをお迎えします。

伊藤亜紗さんに「なぞる」と「ずれる」の真髄を、身体論の視点から探っていただきます。

Vol.04 10/26(土) 保坂和志×松本篤 ※予約受付中
Vol.05 11/22(金) 松本篤 ※予約受付中

現在、『慰問文集』再々発行プロジェクトのクラウドファンディングが11/28まで実施中です。
こちらのページも本イベントに深く関連しますので、ぜひご覧ください。

【出演者プロフィール】
伊藤亜紗(いとう・あさ)
1979年生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。
専門は美学、現代アート。
主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社新書、2015)、『どもる体』(医学書院、2018)など。
最新刊は『記憶する体』(春秋社)。

松本篤(まつもとあつし)
1981年生まれ。remoメンバー。
“市井の人びとによる記録”に着目したアーカイブプロジェクト・AHA!を2005年に立ち上げる。
記録と記憶に関するワークショップの設計から、ウェブサイトの制作まで、さまざまなメディアづくりに関わる。
『はな子のいる風景 イメージを(ひっ)くりかえす』(武蔵野市立吉祥寺美術館、2017)企画・編者。

・AHA! [Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]
8ミリフィルム、写真、手紙といった “市井の人びとの記録”に着目したアーカイブづくり。
remoの事業のひとつとして、2005年に始動。目下、全国各地の市民団体、大学機関、美術館などとの協働をつうじた草の根のアーカイブづくりに尽力しています。
近年の主な実績としては『はな子のいる風景』(武蔵野市立吉祥寺美術館、 2017)や、『世田谷クロニクル1936-83』(生活工房、2018)など、場づくりから書籍制作まで、さまざまなメディアづくりに取り組んでいます。
時間的/空間的な隔たりを前に、イメージはどのように働くのかという問いを、一貫して探求しています。

・remo[NPO法人記録と表現とメディアのための組織]
メディアを通じて「知る」「表現する」「話し合う」といった3つの視点で活動する非営利組織。2002年に大阪で設立。メディア・アートなどの表現活動を促すほか、「文房具としての映像」という考え方の普及、映像を囲む新しい場づくりなどを行っています。
例えば、1)リュミエール・ルールという6つのルールに則って撮影された映像を鑑賞しながら話し合う映像の句会「remoscope」、2) はじめて出会った人たちが脚本から鑑賞までの映画づくりを3時間で行う「ご近所映画クラブ」、3)みずからの声をみずから伝えるメディアづくりを海外の事例から学ぶ「Alternative Media Gathering」などの活動があります。
HP

時間 _ 19:00~21:00 (18:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売1,500yen + 1 drink order
■当日店頭2,000yen + 1 drink order

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