刊行5年目を迎えるフリーペーパーBOOKMARK。
「もっと海外文学を!」「翻訳物はおもしろいんだ!」と伝えたくて、さまざまなテーマの特集を組んできました。
最新の15号は「be short!」―――短編集の特集です。
今回は、まだまだ日本で紹介される機会の少ないタイ文学『観光』(ラッタウット・ラープチャルーンサップ ハヤカワepi文庫)を訳された古屋美登里さん、そして、発売から一週間で重版になった話題書『掃除婦のための手引き書』(ルシアン・ベルリン 講談社)の訳者岸本佐知子さんをお迎えして、短編の魅力を中心に、海外文学の面白さや翻訳にまつわる秘話などを語っていただこうと思います。
司会は金原瑞人、三辺律子がつとめます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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【プロフィール】
古屋美登里(ふるやみどり)
翻訳家、書評家。
著書に『雑な読書』『楽な読書』(以上シンコーミュージック )。
フィクションの翻訳に、エドワード・ケアリー「アイアマンガー3部作」(『堆塵館』『穢れの町』『肺都』東京創元社)、L・M・ステッドマン『海を照らす光』(ハヤカワepi文庫)、イーディス・パールマン『双眼鏡からの眺め』(早川書房)など。
ノンフィクションの翻訳に、デイヴィッド・マイケリス『スヌーピーの父 チャールズ・シュルツ伝』、カール・ホフマン『人喰い ロックフェラー失踪事件』、デイヴィッド・フィンケル『帰還兵はなぜ自殺するのか』『兵士は戦場で何を見たのか』、ジャニーン・ディ・ジョヴァンニ『シリアからの叫び』(以上亜紀書房)、ダニエル・タメット『ぼくには数字が風景に見える』(講談社文庫)など多数。
岸本佐知子(きしもとさちこ)
翻訳家。
主な訳書にリディア・デイヴィス『話の終わり』(作品社)、ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』(新潮クレストブックス)、ショーン・タン『セミ』(河出書房新社)。
編訳書に『変愛小説集』(講談社)、『居心地の悪い部屋』(河出書房新社)など。
著書に『なんらかの事情』(筑摩書房)など。
最新訳書にルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』(講談社)がある。
金原瑞人(かねはらみずひと)
1954年岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家。
訳書は児童書、ヤングアダルト小説、一般書、ノンフィクションなど550点以上。
訳書に『不思議を売る男』『青空のむこう』『さよならを待つふたりのために』『国のない男』『月と六ペンス』『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』、『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年』など。
エッセイ集に『サリンジャーにマティーニを教わった』、日本の古典の翻案に『雨月物語』『仮名手本忠臣蔵』など。
HP
三辺律子(さんべりつこ)
翻訳家。
主な訳書に、『サイモンvs人類平等化計画』(ベッキー・アルバータリ 岩波書店)、『エヴリデイ』(ディヴィッド・レヴィサン 小峰書店)、『オリシャ戦記 血と骨の子』(トミ・アデイェミ 静山社)、『最後のドラゴン』(ガレット・ワイヤー あすなろ書房)、『ロビン・フッドの愉快な冒険』(ハワード・パイル 光文社古典新訳文庫)、『隠された悲鳴』(ユニティ・ダウ 英治出版)。
共編著に『翻訳者による海外文学ガイドブック BOOKMARK』。
白百合女子大学、フェリス女学院大学講師。
日程 / 2019年11月24日 (日)
時間 / 14:30~16:30 開場 14:00~
料金 / 1,550円(税込)
定員 / 110名様
会場 / 本店 大教室