2015年7月11日(土)

『『日本残酷物語』を読む』トークイベント 畑中章宏さん×江川純一さん

みなさんは“民俗学”という学問にどのようなイメージを持っているでしょう?季節ごとのお祭り、河童や天狗といった妖怪たち、民家や民具のデザイン、魂のゆくえ……。

今から半世紀以上前、宮本常一は類例のない民俗誌・民衆史である『日本残酷物語』全五巻の編集と執筆にかかわりました。宮本はその頃、柳田国男、折口信夫、渋沢敬三といった先駆者の影響を受けながら、独自の民俗学を模索していた時期でした。

柳田国男の『遠野物語』や宮本常一の『忘れられた日本人』は多くの読者を獲得してきましたが、“民俗学”はいまどのように読まれ、受け止められているのでしょうか。

柳田の著作を手掛かりに執筆活動を続ける畑中章宏さんが、『『日本残酷物語』を読む』を刊行されたこの機会に、気鋭の宗教学者江川純一さんをお迎えして、民俗学の可能性について考えます。

【プロフィール】

畑中章宏(はたなか・あきひろ)

1962年生まれ。作家・編集者。日本大学芸術学部講師、多摩美術大学美術学部講師。著書に『柳田国男と今和次郎』(平凡社新書)『災害と妖怪』(亜紀書房)『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか』(晶文社)『先祖と日本人』(日本評論社)ほかがある。

江川純一(えがわ・じゅんいち)

1974年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院研究員。著書に『イタリア宗教史学の誕生』(勁草書房)、共編著に 『「呪術」 の呪縛(上巻)』(リトン)、翻訳にマルセル・モース『贈与論』(共訳・ちくま学芸文庫)がある。

  • 出演 _

    畑中章宏(作家・編集者)
    江川純一( 東京大学大学院研究員)

  • 時間 _

    19:00~21:00 (18:30開場)

  • 場所 _

    本屋B&B
    世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F

  • 入場料 _

    1500yen + 1 drink order

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