本や出版について、私たちが今できることはなんでしょうか。それは紙の本の衰退を嘆くことでも出版不況を悲観することでもなく、本との関わり方を考え続けることのはずです。
インターネットやスマートフォンがインフラとして当たり前になってしまった今日、本というメディアの価値はかつてない相対化の波にさらされています。しかしそういった状況の中で、本のおもしろさについてあらゆる立場から発信を試みる人たちが現れてきています。
彼らが取り組む本との現代的な関わり方を可視化し、作り手、売り手、買い手がともに考える場を目指すフェア「来るべきブックカルチャーのために」、その第2回の開催に合わせてトークイベントを開催します。
お招きするのは今回のフェアに参加していただくRondade(ロンダード)の佐久間磨氏とDOOKS(ドゥックス)の相島大地氏、前回のフェアに参加してもらったcrevasse(クレバス)の大滝航氏です。独自の出版活動をしているお三方から、本を世に送り出すこと、その本が置かれる環境を設計すること、そしてそのような活動を継続していくことなどをテーマにブックカルチャーの未来を考えるためのお話をうかがいます。
レーベル同士の貴重な意見交換の場になるはずです。出版文化に関わる人、これから関わろうとする人はぜひお越しください。
【参加条件】
代官山 蔦屋書店にて、対象商品をご予約・ご購入頂いたお客様がご参加いただけます。
【お申込み方法】
以下の方法でお申込みいただけます。
①代官山 蔦屋書店 店頭 (2号館1階 レジ)
②お電話 03-3770-2525 (アートフロア)
【対象商品】
・イベント参加券 999円(税込)
【ご注意事項】
*参加券1枚でお一人様にご参加いただけます。
*イベント会場はイベント開始の15分前から入場可能です。
*当日の座席は、先着順でお座りいただきます。
*参加券の再発行・キャンセル・払い戻しはお受けできませんのでご了承くださいませ。
*止むを得ずイベントが中止、内容変更になる場合があります。
【プロフィール】
佐久間 磨 (さくま・おさむ)
さまざまなアートフォームを創造の初期衝動に立ち返り、既成の枠にとらわれない形と方法で表現することを目的に出版レーベルRondadeを設立。
アートブック、写真集『冨井大裕:関係する/Interact』、伊丹豪 『photocopy』、Buku Akiyama 『Composition No.1–10 and the derivatives, 2001–2016等』、澤田育久『substance』などを出版。
相島 大地 (あいじま・だいち)
1981年神奈川県生まれ。グラフィックデザイナー。
2014年よりアートブックレーベルDOOKSを運営。
大滝航 (おおたき・わたる)
1984年福島生まれ。現在茨城に居住。
2016年にZINE出版レーベルcrevasseを設立。
オンラインのセレクトショップをベースにして、国内外のアートブックフェアに積極的に参加し、 現地でまた新たなアーティストとその出版物を発掘するなどしています。
会期 / 2019年10月23日(水)
定員 / 70名
時間 / 20:30~22:00(15分前に開場)
場所 / 蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース
主催 / 代官山 蔦屋書店
共催・協力 / Rondade、DOOKS、crevasse
問い合わせ先 / 03-3770-2525