2019年11月16日(土)

『13坪の本屋の奇跡』(ころから)発刊記念イベント  木村元彦 × 黒木重昭 × 木瀬貴吉 トークイベント  司会 二村知子

【隆祥館書店】

ついに、隆祥館書店の70周年を記念して『13坪の本屋の奇跡』という本が出版されることになりました。

今回の本では、創業者である二村善明・尚子の半生、生きがいのように生涯をかけて取り組んだ小さな書店のための活動の軌跡、温かいエピソ-ドの数々、そして、20年前と比べると現在3分の1の数になるまでに本屋を廃業に追い込んだのは何なのか?

独立系書店の目を通じてみた出版業界の流通の理不尽な仕組みにまで、深く切り込んだ唯一無二の本です。

おいでいただくのは、70年の歴史と先代善明の半生を描き起こして下さった書き手の木村元彦さん、そして業界タブーに切り込む本の刊行を決意された版元「ころから」の木瀬貴吉代表。

そしてゲストには、本書にも登場する人物で、現在、週刊読書人・社長、元小学館・販売部長の黒木重昭さん。黒木さんは、ほぼ20年前に書店の規模で決められる「ランク配本」で当店に本が入らなかった時にご尽力下さった方で、当時から、町の書店のために奔走して下さっていました。ベストセラーの動物占いが入荷できずに困っていた当店にいきなり、「何とかします」と手紙を下さったエピソードは、ぜひ本書を読んで知っていただきたいと思います。

何が独立系本屋を廃業に追いやっているのか? WEBニュース・ビジネスインサイダ -ジャパンで、10万PVを超えるほど話題になった、ヘイト本等の見計らい配本システムや、その改善点。未来に向けて本屋はどうあるべきか。このメンバーで、語り合いたいと思います。本書を通じて、本屋の将来を見つめるイベントにした いと思います。

本を大好きな方は、もちろん本屋をこれ以上無くしたくないと思って下さってい る方、また、良書をしっかりと読者に届けるために出版の流通の仕組みを変えた いという思いを持っている方、業種は違っても小売販売業で、苦しい悩みを持っ ている方にもご参加いただけたらと思います。

この機会にぜひ!

著者プロフィ-ル
木村元彦 (きむら ゆきひこ)
中央大学文学部卒業。ノンフィクションライター、ビデオジャーナリスト。東欧 やアジアの民族問題を中心に取材、執筆活動を続ける。著書に『橋を架ける者たち』『終わらぬ民族浄化』(集英社新書)『オシムの言葉』(2005年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞作品)、『争うは本意ならねど』(集英社文庫、2012年度日本サッカー本大賞)『徳は孤ならず』 (集英社 2017年度広島本大賞受賞)等。

ゲストプロフィ-ル
黒木重昭(くろきしげあき)
高崎経済大学卒業後、小学館に入社。地方の書店さん担当を10年ほどやった後、書籍・コミック・雑誌の販売、 営業企画、宣伝部と、マーケティングセクションはすべて経験。小学館でも稀有なオールラウンダーと言われる。マーケ担当役員退任後、 関連会社「ネットアドバンス」で知識データベースの最高峰といわれる「ジャパンナレッジ」の普及に副社長として奔走。 現在、書評専門紙「週刊読書人」の社長として、苦しむ人文系の書籍が元気を取り戻すように苦闘中。出版界への最後の恩返しと76歳に鞭打つ日々であ る。

版元「ころから」代表 プロフィ-ル
木瀬貴吉(きせ・たかよし)
滋賀県生まれ、早稲田大学出身ピ-スボ-トなどを経て、2013年「ころから」を北区で創業。 「九月、東京の路上で」「NOヘイト!」「さらば、ヘイト本」「みな、やっとの思いで坂をのぼる」等、排外主義の危うさを訴える「反ヘイト本」を多数出版。水俣病や、人種差別などの声なき声を本にする版元として知られている。

開催日:2019年11月16日 土曜日
時間:16:30開場  17:00~19:00
会場:隆祥館書店 多目的ホ-ル 8階
参加費:3,000円   (内訳:参加費1,300円+『13坪の本屋の奇跡』1,700円 )   ト-クイベントのみ:2,000円 当日の場合:参加費500円アップになります。 (要予約・事前購入制とさせていただきます。申込み順)

*振込先
三井住友銀行上町支店 (普通) 1353923
カ)リュウショウカンショテン
※ お振込みのお客様は、振込票をご持参ください。

申込み・お問合せ:隆祥館書店
TEL:06-6768-1023
住所:大阪市中央区安堂寺町1-3-4 谷町6丁目⑦番出口向かい
*Eメ-ル:ryushokan@eos.ocn.ne.jp

主催:隆祥館書店
協賛:週刊読書人
後援:ころから

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