大阪市、京都市、神戸市の3つの大都市を中心に、京阪神の自然、歴史、工業、農業などの基礎知識を、地図や写真をもとにまとめた『図説 京阪神の地理』(ミネルヴァ書房)が刊行されました。
まさにこの分野の決定版ともいえる基本書で、刊行直後から大きな話題となっています。
本書の刊行を記念し、著者の先生方をお招きして、「地図から学ぶ大阪 -城下町・郊外住宅地・都心回帰」をテーマに、
「近世都市の成立」ー城下町とその周辺ー
「近代都市の拡大」ー鉄道と郊外住宅地ー
「現代都市の変容」ー都心回帰とタワーマンションー
と題して、ミニ講演会を開催いたします。
本書には掲載しきれなかった写真や図などもふんだんに交えて、わかりやすくお話しいただける大変貴重な機会です。
京阪神、とりわけ大阪の地理や歴史、街の移り変わりに興味がある方はもちろん、これから勉強してみたいと思う方にも、自信をもっておすすめいたします。
皆様のご参加を、心からお待ちしております。
【プロフィール】
山口 覚(やまぐち さとし)
関西学院大学文学部教授。1971年生まれ。
2000年 関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程西洋史学専攻単位取得満期退学。
2006年 博士(地理学)。
主な研究対象は、人々の移動やそれに関連する諸現象であり、県人会のような同郷者集団や移民の子孫による先祖調査などを調べてきた。
現在は集団就職に関心があり,北海道から沖縄にいたる各地で資料収集をおこなっている。
主著に『出郷者たちの都市空間』(ミネルヴァ書房、2008年)、『集団就職とは何であったか』(ミネルヴァ書房、2016年)。
水田憲志(みずた けんじ)
大手前大学史学研究所客員研究員。1968年生まれ。
2006年 関西大学大学院文学研究科地理学専攻博士課程後期課程単位修得済退学。修士(文学)。
主に石垣島をフィールドとして人の移動や生活実践について調査研究する一方、大学の講義では近現代の都市と郊外を社会地理学的な視点から講じる。
これらの研究・教育活動を通して近代化や近代性の問題を考えている。主著に『石垣島で台湾を歩く』(共著、沖縄タイムス社、2012年)、『水都大阪の景観変遷』(関西大学大阪都市遺産研究センター、2015年)。
金子直樹(かねこ なおき)
関西学院大学非常勤講師。1969年生まれ。
1998年 関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程西洋史学専攻単位取得満期退学。修士(文学)。
主な研究対象は以下の2つ。
①山岳信仰やそれらに関連する祭礼や民俗芸能に関して、青森県の岩木山を主対象に調べている。
②観光の歴史に関連して、旅行ガイドブックや雑誌記事を収集し、その変遷や特徴などに関心を持っている。
主著に「近現代における岩木山参詣習俗の変容」(『日本民俗学』249号、2007年)、「岩木山信仰の伝播について」(『E-journal GEO』第11巻1号、2016年)。
【参加費】
チケット代 1,650円(税込)
書籍付きチケット代 3,850円(税込)
対象書籍:『図説 京阪神の地理』(ミネルヴァ書房刊)2,750円(税込)
【申し込み方法】
梅田 蔦屋書店オンラインショッピングまたは店頭にてお申し込みください。※オンラインショッピングでは決済のみとなり、チケットの発送はございません。イベント当日にお渡しします。
【注意事項】
・お座席は自由席です。会場にお越しの順にお入りいただきます。
・会場でのご飲食は9Fでお買上げの商品のみとさせていただいております。
・録音・録画はご遠慮頂いております。
・お客様ご都合によるキャンセルは承っておりません。予め御了承ください。
・本イベントはEC、店頭でのご購入の両方でTポイント対象となりますが、ルクアポイントは店頭ご購入の場合のみ対象となります。
・お子様の価格設定はございません。大人と同じように席を有する場合は大人と同額を頂戴いたします。
・ベビーカーはお預かりする場所がございませんので予めご了承ください。
・お子様が泣かれた場合、ご配慮を頂戴できますようお願いすることがございます。
・サイン会は当店でご購入頂いた方のみご参加いただけます。
・サイン本のお渡し会の場合、名いれ等はお断りをさせていただく場合がございます。
会期 / 2019年11月23日(土)
時間 / 15:00〜17:00(開場14:30)
場所 / 梅田 蔦屋書店 店内 4thラウンジ
定員 / 80名
講師/ゲスト / 山口覚、水田憲志、金子直樹
主催 / 梅田 蔦屋書店
共催・協力 / ミネルヴァ書房
問い合わせ先 / umeda_event@ccc.co.jp