2019年12月14日(土)

永江朗 × 木村元彦 街の本屋に未来はあるか ~やむことのない「ヘイト本」がうつしだすもの~ <「街の本屋」と「ヘイト本」の関係に迫った2点の本の著者トークが大船で実現!

いま「街の本屋」が消えていっている―。その要因を出版業界の構造にみる書籍が、奇しくも11/25(月)、同時に発売となりました。
創業70周年を迎えた13坪の本屋「隆祥館書店」を通して、いまの書店・出版業界を問いなおす、木村元彦『13坪の本屋の奇跡 -「闘い、そしてつながる」隆祥館書店の70年-』(ころから)。
そして、「ヘイト本」の隆盛の要因を現場取材から探り、その構造を解き明かす永江朗『私は本屋が好きでした -あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏-』(太郎次郎社エディタス)。

この2点の本の刊行を記念し、小さな本屋のとりくみから出版業界の構造に切り込んだ木村元彦さんと、出版業界の構造から本屋の現実に切り込んだ永江朗さん、両書の著者を迎えて、2冊に共通するひとつのテーマを軸に、街の本屋のいまとこれからを考えるトークイベントを開催します。

そのテーマは「ヘイト本」。

なぜ、「街の本屋」に「ヘイト本」が目立って置かれてしまうのか?
「ヘイト本」はほんとうに売れているのか?
置かないと本屋はなりたたないのか?
そもそも「ヘイト本」は問題なのか?
つくったり、売ることに責任はないのか?

「ヘイト本」はいまの日本社会、出版業界、そして街の本屋のなにを象徴しているのか。「ヘイト本」のこれまでといまを見ることで、「街の本屋」のこれからを探ります。

これまでにない切り口から「街の本屋」と「ヘイト本」の関係に迫った2人が〝風通しの良い〟本屋で語りあう、誰もが排除されない本屋のつくり方。

日時:2019年12月14日(土) 開場18:40 開演19:00(~20:40予定)通常営業は18時終了
※終了後サイン会開催予定(サインご希望の方は著書のご購入をお願いします)

会場:ポルベニール ブックストア
〒247-0056 神奈川県鎌倉市大船3-4-6 清水ビル1階D
TEL 0467-40-5102

出演
永江朗さん[ライター/『私は本屋が好きでした』著者]
木村元彦さん[ジャーナリスト/『13坪の本屋の奇跡』著者]

お申込み方法
お名前、ご参加人数、メールアドレスをご明記のうえ、タイトルを「12/14トークイベント申込」として、メールにて porvenirbookstore アット gmail.com (アットはアットマーク) あてにお申込み下さい。お電話または店頭でも承ります。定員になり次第締切ります。

参加費:税込1,800円(ビール1缶またはソフトドリンク1本付き)
※当日会場にてお支払い下さい(現金のみ)
※参加費のうちひとりあたり100円を、差別の解消を目的とする国際人権NGOに寄付させて頂きます。寄付先と金額は、後日当店のWEBサイトにてお知らせします。

募集定員:28名(椅子席)

永江朗 (ながえ・あきら)
1958年生まれ。ライター。
書籍輸入販売会社のニューアート西武(アールヴィヴァン)を経て、フリーの編集者兼ライターに。
90~93年、「宝島」「別冊宝島」編集部に在籍。その後はライター専業。
「アサヒ芸能」「週刊朝日」「週刊エコノミスト」などで連載をもつ。
ラジオ「ナルミッツ!!! 永江朗ニューブックワールド」(HBC)、「ラジオ深夜便 やっぱり本が好き」(NHK第一)に出演。
おもな著書に『インタビュー術!』(講談社現代新書)、『本を読むということ』(河出文庫)、『筑摩書房 それからの40年』(筑摩選書)、『「本が売れない」というけれど』(ポプラ新書)、『小さな出版社のつくり方』(猿江商会)など。

木村元彦 (きむら・ゆきひこ)
中央大学文学部卒業。ノンフィクションライター、ビデオジャーナリスト。
東欧やアジアの民族問題を中心に取材、執筆活動を続ける。
著書に『橋を架ける者たち』『終わらぬ民族浄化』(集英社新書)、『オシムの言葉』(2005年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞作品)、『争うは本意ならねど』(集英社文庫、2012年度日本サッカー本大賞)、『徳は孤ならず』(集英社 2017年度広島本大賞受賞)等。

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