2019年12月12日(木)

小嶋徹也 × 長谷川小二郎「意外と知らないIPAの歴史と旅するビアスタイルナイト」 『コンプリート・ビア・コース』(楽工社)『今飲むべき最高のクラフトビール100』(シンコーミュージック)刊行記念

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インターナショナル・ビアカップで審査員長を務める小嶋徹也さんによる訳書『コンプリート・ビア・コース』、ビールに関する執筆・翻訳を手掛ける長谷川小二郎さんによる共著・訳『今飲むべき最高のクラフトビール100』の発売を記念して、二人がビールについてお話しします。

前半は、長谷川さんによる「意外と知らないIPAの歴史」です。
現代においてIPAは米国発でクラフトビールの発展の基礎、実験台になっていて、今や世界中で愛飲されています。

しかしその歴史は、もともとの発祥国である英国でさえ事実に基づかない説が流布していて、日本でも同じ傾向にあります。

そこで『今飲むべき最高のクラフトビール』のコラム執筆でも参考にした、英国の歴史家マーティン・コーネルの著作をテキストに、この人気だが過去がよく知られていないスタイルの歴史をたどります。

これまで札幌、仙台、静岡、京都で好評を得てきた人気プログラム。
要点は『今飲むべき最高のクラフトビール100』のコラムで記されていますが、今回は、言わばフルバージョンでお届けします。

後半は、小嶋さんによる「旅するビアスタイル」です。

訳書『コンプリート・ビア・コース』で取り上げられているビアスタイルのうち、アメリカで注目を集めているものからいくつかを取り上げ、その紹介と、これらのスタイルがアメリカ以外の国々、たとえば、日本やドイツ、オーストラリアなどではどのように解釈されているのか、といった話題について、世界各国でビールの審査に携わった経験を元にわかりやすく解説。

取り上げるスタイルとしては、長谷川さんの前半でも話されたIPAをはじめ、サワーエールや木樽熟成ビール、フルーツビール、それに世界のユニークなビアスタイルなども紹介する予定です。
もちろん、今回出版される訳書の内容も引用しますが、本には書かれていない情報も数多く盛り込んで紹介します。

またイベント中は、それぞれの本に掲載されているビールのうち「冬に飲みたい」銘柄を提供します。
少し珍しい銘柄がそろう見込みなので、こちらもお楽しみに。

【出演者プロフィール】
小嶋徹也(こじま・てつや)
1968年、北海道札幌市生まれ。
日本地ビール協会(クラフトビア・アソシエーション)認定ビアジャッジ/ビアコーディネイター。
同協会のビアテイスターセミナー・ビアジャッジセミナーといった資格認定セミナーで講師も務める。
世界五大ビール審査会の一つに数えられる「インターナショナル・ビアカップ」の審査委員長(2015年~)。
他にも、米国のワールド・ビア・カップ、ドイツのヨーロピアン・ビア・スター、豪州のオーストラリアン・インターナショナル・ビア・アウォーズをはじめとする数々の国際的なビール審査会で審査員を務めてきている。
国立東京工業高等専門学校・情報工学科の教授でもある。

長谷川小二郎(はせがわ・こじろう)
記者・編集者・英日翻訳者。
2012年から『The Japan Beer Times』上級記者などとしてビールに関する取材・執筆活動を開始。
2008年から、米ワールドビアカップ(WBC)、グレートアメリカンビアフェスティバル(GABF)、オーストラリアンインターナショナルビアアワーズ(AIBA)、独ヨーロピアンビアスター(EBC)、日インターナショナル・ビアカップなど、国際的なビール審査会で審査員。
2013年からビールと料理の組み合わせのプロであるビアコーディネイター、2018年から日本地ビール協会認定ビアコーディネイターセミナー講師、日本ベルギービール・プロフェッショナル協会認定講師。
最新刊は共著・訳『今飲むべき最高のクラフトビール100』。
他に日本語版監修・翻訳『クラフトビールフォアザピープル ブリュードッグ流あたらしいビールの教科書』、監修『世界のビール図鑑』など。

時間_ 20:00~22:00 (19:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売1,500yen + 1 drink order(税別)
■当日店頭2,000yen + 1 drink order(税別)

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