NHK出版の新シリーズ「学びのきほん」より刊行された『からだとこころの健康学』は発売すぐに増刷となり、いま注目の1冊です。
本書は「からだ」「こころ」「あたま」の関係から、人のいのちのありかた・健康の定義を捉え直し、私たちの生き方を見つめなおすことを勧めています。
今回のイベントでは、本書で議論されている「からだ」「あたま」「こころ」の本来の在り方を、稲葉俊郎さんの大先輩である養老孟司さんとともに探っていきます。
稲葉さんは養老さんの「唯脳論」を学生時代に何度も何度も読み返し、その本質を引き継ごうとされています。
ともに東京大学医学部を卒業した40歳以上年が離れた2人が考える、「いのちのきほん」とは何か。あらゆる角度から語っていただくスペシャル対談です。
※サイン会は予定しておりません。
【プロフィール】
稲葉俊郎(いなば・としろう)
1979年、熊本県生まれ。医師。
2014年に東京大学医学研究科内科学大学院博士課程卒業(医学博士)。
現在は東京大学医学部附属病院循環器内科助教。
西洋医学だけではなく伝統医療、補完代替医療、民間医療も広く修める。
医療と他分野との創発のために、伝統芸能、芸術、音楽、民俗学、農業などと医療の接点を探る対話を積極的に行う。
著書に『いのちを呼びさますもの』(アノニマ・スタジオ)、『ころころするからだ』(春秋社)、『見えないものに、耳をすます音楽と医療の対話』(大友良英との共著、アノニマ・スタジオ)など。
養老孟司(ようろう・たけし)
1937年、鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業。専門は解剖学。
1995年、東京大学医学部教授を退官し、同大学名誉教授に。
1989年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞を受賞。
著書に『唯脳論』(青土社・ちくま学芸文庫)、『バカの壁』『「自分」の壁』『遺言。』(以上、新潮社)、『日本のリアル』『文系の壁』『半分生きて、半分死んでいる』(以上、PHP新書)、『別冊NHK100分de名著 読書の学校 養老孟司 特別授業『坊っちゃん』』(NHK出版)など多数。
日程 / 2020年1月25日 (土)
時間 / 14:00~16:00 開場 13:30~
料金 / 2,200円(税込)
定員 / 110名様
会場 / 本店 大教室