『村上春樹の「蛍」・オーウェルの「一九八四年」』(河出書房新社 刊)原画展の開催を記念して、マンガ家の森泉岳土さんによるワークショップを開催します。
森泉さんは、筆に水をつけ、その筆で透明の絵を描き、そこに墨をぽんっと落とすことで絵が浮かびあがるという特殊な手法でマンガを描いています。さらに細かいところは爪楊枝を使い、線を引きます。
水で描くことで予想外の「かすれ」や「にじみ」が生まれ、ペンではなく爪楊枝を使うことで、自分が描きたいと思っている線をこえた線を引ける――というのが、この手法の醍醐味です。
ワークショップでは森泉さんの実演を見てもらい、みなさんにもその手法をチャレンジしてもらいます。道具は用意しますので、身ひとつでいらっしゃってください。下絵になるものもご用意しますし、ご自由に描いてくださっても大丈夫です。ぜひお気軽に参加ください。
絵を描いてたのしく遊びましょう。
2020年1月7日~1月26日の日程で原画展も開催中です。
こちらも併せてご覧下さい。
【プロフィール】
森泉岳土(もりいずみ・たけひと)
マンガ家。
水で描き、そこに墨を落とし、細かいところは爪楊枝や割り箸を使ってマンガを描く。
月刊コミックビーム「森のマリー」にて商業マンガ誌デビュー。
著書に最新刊の「村上春樹の『螢』・オーウェルの『一九八四年』」のほか、「セリー」「報いは報い、罰は罰(上・下)」「ハルはめぐりて」「耳は忘れない」「夜よる傍に」「祈りと署名」(KADOKAWA)、「カフカの『城』他三篇」(河出書房新社)、「うとそうそう」(光文社)など。
ほか、いとうせいこうフェスのメインビジュアルや大林宣彦監督作品「花筐/HANAGATAMI」ポスターなどイラストや、柴崎友香「寝ても覚めても」、斉藤洋「アリスのうさぎ」「シンデレラのねずみ」など装画も多数。
日程 / 2020年1月26日 (日)
時間 / 16:00~18:00 (開場15:30~)
料金 / 1100円
定員 / 20名様
会場 / 本店内 小教室