2020年1月22日(水)

都甲幸治『世界文学の21世紀』 第五回「テクノロジーと文学」

現在、文学の世界では何が起きているのか。神保町ブックセンターでは、アメリカ文学研究者で翻訳家の都甲幸治さんをお招きし、変動する社会やアクチュアルな同時代カルチャーとの接点も踏まえつつ、世界文学の潮流に迫る対談をシリーズで開催しています。
第五回は情報学研究者としてメディアテクノロジーの先端に携わる一方、「クリエイティブ・コモンズ・ジャパン」の立ち上げに関わるなどフリーカルチャーにまつわる活動でも大きな実績のあるドミニク・チェンさんをお招きします。
フリーカルチャーやオープンソース運動、AIの発達とシンギュラリティなど、我々の暮らしや文化にも様々な形で関わりのある最先端のテクノロジーが文学と交わる点ははたしてどこにあるのでしょうか。これまでの研究活動の集大成ともいえる位置づけになる新刊『未来をつくる言葉』(新潮社)を踏まえつつ、大いに語り合います。
また、チェンさんは2020年の3月から6月まで、六本木ミッドタウンのデザインミュージアム2121 Design Sight(三宅一生デザイン文化財団)で開催される翻訳をテーマにした企画展のディレクターを務めており、翻訳についての議論も展開されるかもしれません。

【開催日時】
2020年1月22日(水)19時~21時
18:15 受付開始
18:30 開場
19:00 トークイベント開始

【開催場所】
神保町ブックセンター
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2丁目3−1
岩波書店アネックス1F
TEL:03-6268-9064

【主催】
神保町ブックセンター

【共催】
株式会社 Pヴァイン

※注意事項
・キャンセルをご希望される方への払い戻しは、1月20日 19時までにご連絡いただいた方のみとさせていただきます。
・不参加による払い戻しはいたしかねます。
・イベントの録音動画撮影はお断りいたします。

都甲幸治(とこう・こうじ)
1969年福岡生まれ。翻訳家、早稲田大学文学学術院教授。著書に『今を生きる人のための世界文学案内』(立東舎)、『21世紀の世界文学30冊を読む』(新潮社)、訳書にジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』(共訳、新潮社)、『わたしの島をさがして』(汐文社)、チャールズ・ブコウスキー『勝手に生きろ!』(河出文庫)、ジャクリーン・ウッドソン『みんなとちがうきみだけど』(汐文社)などがある。読売新聞(2010-2011)、朝日新聞(2018-)書評委員。

ドミニク・チェン
1981年生まれ。フランス国籍。博士(学際情報学)、2017年4月より早稲田大学文学学術院・准教授。
NPOコモンスフィア(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)理事。株式会社ディヴィデュアル共同創業者。2008年IPA未踏IT人材育成プログラム・スーパークリエータ認定。2016〜2018年度グッドデザイン賞・審査員「技術と情報」「社会基盤の進化」フォーカス・イシュー・ディレクター。
主な著書に、『謎床:思考が発酵する編集術』(晶文社、松岡正剛との共著)、『電脳のレリギオ:ビッグデータ社会で心をつくる』(NTT出版)、『インターネットを生命化する:プロクロニズムの思想と実践』(青土社)、『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック:クリエイティブ・コモンズによる創造の循環』(フィルムアート社)等。
訳書に『ウェルビーイングの設計論:人がよりよく生きるための情報技術』(BNN新社、渡邊淳司との共同監訳、ラファエル・A・カルヴォ、ドリアン・ピーターズ著)、『シンギュラリティ:人工知能から超知能へ』(NTT出版、マレー・シャナハン著)。趣味は、能とゲーム、そして糠床。

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