読書(人間×書物)という不思議の国(ワンダーランド)のめぐり方
「読書すること」に光をあて、読書の際に私たちの頭の中で起きている思考をビジュアルで自在に表現し、人間の認識力の謎と不思議の本質に迫った『本を読むときに何が起きているのか』。
著名な文学作品を、視覚的・現象学的な見地から解読し、文学とデザインのめくるめく世界にいざなう本書は、心理学、図像学、美学、デザイン、記号論、哲学を自在に横断しながら、言語の深淵さやデザインの面白さを「再発見」させてくれます。今回のイベントでは、本書の推薦文をご寄稿いただいた高山宏先生、解説文をご寄稿いただいた山本貴光さんに、かくも謎に満ちた「本を読むこと」という迷宮の道先案内人となっていただき、「読書と視覚文化」について、また読書体験・読書論を語っていただきます。
キミよ、読書の謎に迷え、驚け、楽しめ!
高山 宏(たかやま ひろし)
1947年岩手県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。英文学者、翻訳家。東京都立大学教授、首都大学東京都市教養学部教授、明治大学国際日本学部教授を経て、大妻女子大学比較文化学部教授。マニエリスムから文化史に至る領域横断的な研究は他の追随を許さない。著書に『アリス狩り』『世紀末異貌』『超人高山宏のつくりかた』『近代文化史入門』、訳書に、
E・シューエル『ノンセンスの領域』、W・ウィルフォード『道化と笏杖』、B・スタフォード『ヴィジュアル・アナロジー』など。
山本貴光(やまもと たかみつ)
1971年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。文筆家、ゲーム作家。東京ネットウエイブ、東京工芸大学非常勤講師。株式会社モブキャストでプランナー教育を担当。著書に『文体の科学』『世界が変わるプログラム入門』『コンピュータのひみつ』、共著に『心脳問題』『問題がモンダイなのだ』(いずれも吉川浩満との共著)、訳書にサール『MiND――心の哲学』、サレン、ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ――ゲームデザインの基礎』など。目下は『夏目漱石『文学論』論(仮)』『「百学連環」を読む』を準備中。
開催日時:2015年8月21日(金) 19時半~(開場19時00分)
開催場所:東京堂書店 神田神保町店6階 東京堂ホール
参加方法:参加費800円(要予約・ドリンク付き) 店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、「高山さん山本さんトークイベント参加希望」とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。 電話 03-3291-5181 イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせ下さい。
※当日17:00より1階総合カウンターにて受付を行います。 参加費800円(ドリンク付き)をお支払い頂いた上で、 1Fカフェにて、カフェチケットと指定のドリンクをお引換えください。 イベントチケットは6階入口にて回収致しますので、そのままお持ちください。 尚ドリンクの引換えは当日のみ有効となります。