『すこしおなかすいてきた』(林木林/作 東久世/絵)原画展を開催します。
本書は、失敗して落ち込んでいるいる人にそっと手渡したい”エール本”です。
絵本ならではの特性を活かし、日常にある<明と暗><泣き・笑い>など対照の要素を随所に取り入れました。本文の印刷色は特色のブルー・ペトロル(石油の燃える色)・青味がかった緑色ですが、原画は濃い青で描かれています。その違いもお楽しみください。期間中、東久世さんオリジナル作品も販売いたします。
作/林木林(はやしきりん)
詩人、絵本作家、作詞家。ことば遊びの分野でも活躍中。絵本『ひだまり』(絵 岡田千晶 光村教育図書)で第66回産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞。
絵/東久世(あずまひさよ)
服飾学校を卒業後、テキスタイル図案作成の仕事をしながら絵を描き始める。動物や、動物を擬人化した世界を中心に装画などを手がける。猫が好き。
~『すこしおなかすいてきた』紹介文より~
林木林さんから送られてきた本書の原稿に、「コロッケのあがる音さえ、小鳥のさえずりに聞こえた」という一行がありました。
それを見たわたしは「???」。
でも改めてコロッケの揚がる音を目をつぶって聞いてみると…
ここから先はどうぞみなさんお試し下さい。
同じ景色をみても、自分の気持ちしだいで全く違って見えることがあります。うまくいっている時は明るく見えた世界が、一転してどんより曇ってしまうことも。
誰の日常にもある「明」と「暗」。わたしたちはそんな毎日と折り合いをつけながら生きていく。だからときには自分にエールを--!これは小さな「エール本」です。 (編集担当)
会期 2020年2月18日(火)~29日(土) 日・祝休 月―金:11時-19時 土:11時-17時
場所 山陽堂ギャラリー2階