2020年2月12日(水)

長谷川愛 × 藤井太洋 トークイベント「未来をプロトタイプするフィクションの力」モデレーター:塚田有那 『20XX年の革命家になるには──スペキュラティヴ・デザインの授業』刊行記念

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「問い」を創造し、今の(そしてこの先の)世界の別の可能性を思索する、スペキュラティヴ・デザイン。社会を変えうる未知のビジョン(それはプロダクトやサービスかもしれませんし、政策かもしれません)を提示する態度として注目されています。

文化や意識の変革にまで視野を広げて問いを生み、「当たり前」を疑う想像力の駆動には、まだここにない状況や感情をプロトタイプし、オルタナティブなビジョンを描き出すフィクションの手法が欠かせません。

本イベントでは、スペキュラティヴ・デザインを提唱者のアンソニー・ダン&フィオナ・レイビーから学び、各教育機関で独自の講義に展開しているアーティストの長谷川愛が、未来をプロトタイプするフィクションの力について、著書の中でも対談したSF作家の藤井太洋氏と紐解きます。

モデレーター:塚田有那(編集担当)

【プロフィール】
長谷川愛
アーティスト、デザイナー。
バイオアートやスペキュラティヴ・デザイン、デザイン・フィクションなどの手法によって、テクノロジーと人がかかわる問題をテーマとする作品を発表する。
IAMAS卒業後、渡英。
2012年英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)にてMA修士号取得。
2014年から2016年までMITメディアラボにて研究員、MS修士号取得。
2017年4月から東京大学 特任研究員。
《(不)可能な子供((im)possible baby)》が第19回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞を受賞。
森美術館、アルスエレクトロニカなど、国内外で多数展示を重ねる。

藤井太洋
SF作家。1971年、鹿児島県奄美大島生まれ。
国際基督教大学中退。
ソフトウェア開発会社イーフロンティアに勤務しながら小説を執筆するようになり、2012年、電子書籍で『Gene Mapper -core-』を発表。
7000部を売り、「2012年Kindle本・年間ランキング小説・文芸部門」で1位を獲得。
2013年、『Gene Mapper -core-』を増補改稿した『Gene Mapper -full build-』(早川書房)で作家としてデビュー。
2015年、『オービタル・クラウド』で第35回日本SF大賞、第46回星雲賞を受賞。
第18代日本SF作家クラブ会長に就任する。

塚田有那
編集者、キュレーター。
世界のアートサイエンスを伝えるメディア「Bound Baw」編集長。
一般社団法人Whole Universe代表理事。
2010年、サイエンスと異分野をつなぐプロジェクト「SYNAPSE」を若手研究者と共に始動。
12年より、東京エレクトロン「solaé art gallery project」のアートキュレーターを務める。
16年より、JST/RISTEX「人と情報のエコシステム」のメディア戦略を担当。
近著に『ART SCIENCE is. アートサイエンスが導く世界の変容』(ビー・エヌ・エヌ新社)、共著に『情報環世界 – 身体とAIの間であそぶガイドブック』(NTT出版)がある。大阪芸術大学アートサイエンス学科非常勤講師。

日程 / 2020年2月12日 (水)
時間 / 19:00~20:30 開場 18:30~
料金 / 1,540円(税込)
定員 / 50名様
会場 / 本店内 小教室

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