2020年2月2日(日)

文化系トークラジオLife トークイベント 文化系大新年会2020―2019年のオススメ本はこれだ!

文化系トークラジオLife、 サブパーソナリティの宮崎智之です。
2020年最初のイベントは、昨年と同様、「文化系大新年会」と題して、「本」のトークをしたいと思います。2019年は「表現の自由」を巡る問題やジェンダー格差の問題が国内でより明確に顕在化した年でした。
そして、いよいよ2020年代が始まります。今年は東京オリンピックなどの国際的なイベントが行われる一方、年明けから世界情勢が大きく動き、不安定な状態が続いています。「分断」という言葉がよく使われるようになりましたが、次の10年は、それぞれがどのように生きていくのか、その姿勢を根本的に問い直すことが必要になると思っています。
年末の放送「文化系大忘年会」だけでは語り尽くせなかった、2019年を象徴する「これは読んでおくべき」という本を紹介しながら、新しいディケイドが始まる2020年を展望します。
今回は、わたくし宮崎のほか、速水健朗さん、斎藤哲也さん、倉本さおりさん、塚越健司さんという放送でお馴染みのLifeクルーと共に、関西から永田夏来さんも参戦! 永田さんはLifeのイベントには2年半ぶりの登場です。また、当日は日程の都合で参加できない海猫沢めろんさんも含めた2019年オススメ本のブックリストを配布します。
イベント終了後は、恒例となった倉本さんによる本の叩き売り。倉本さんだけでなく、出演者総出の”叩き初売り”かも!?(少なくとも宮崎は参戦します)
本との出会いがたくさんあるイベントです。ぜひ、ご来場くださいませ!

日 時:2020年2月2日(日) 15:00~17:00(開場14:45)
場 所:紀伊國屋書店新宿本店9階イベントスペース
参加費:2000円
ご予約:1月18日(土)12:00~  以下のpeatixサイトで受け付けます。
https://peatix.com/event/1411416

定 員:50名
※定員に達ししだい受付を終了いたします。
出演:速水健朗、斎藤哲也、倉本さおり、永田夏来、塚越健司、宮崎智之

《プロフィール》
速水健朗(はやみず・けんろう)
1973年生まれ。編集者、ライター。メディア論、都市論、ショッピングモール研究、団地研究など専門領域は多岐にわたる。著書に『フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人』(朝日新書)、『1995年』(ちくま新書)、『東京どこに住む 住所格差と人生格差』(朝日新書)、『東京β』(筑摩書房)など。

斎藤哲也(さいとう・てつや)
1971年生まれ。フリーランスの編集者・ライター。人文思想系、社会科学系の編集・取材・構成を数多く手がける。著書に『試験に出る哲学――「センター試験」で西洋思想に入門する』(NHK出版)、『読解 評論文キーワード』(筑摩書房)など。編集・構成に『哲学用語図鑑』(プレジデント社)、『新記号論』(石田英敬、東浩紀・ゲンロン叢書)ほか多数。

倉本さおり(くらもと・さおり)
1979年東京都生まれ。ライター、書評家。毎日新聞文芸時評「私のおすすめ」、小説トリッパー「クロスレビュー」を担当のほか、「週刊新潮」誌上にて「ベストセラー街道をゆく!」、「文藝」誌上にて「はばたけ! くらもと偏愛編集室連載中。共著に『世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今』(立東舎)。

永田夏来(ながた・なつき)
1973年長崎県生まれ 社会学者。2004年に早稲田大学大学院にて博士(人間科学)取得後、現職は兵庫教育大学大学院学校教育研究科講師。家族社会学の観点から、結婚・妊娠・出産と家族形成について調査研究を行っている。単著『生涯未婚時代』(イースト新書)松木洋人との共編著『入門家族社会学』(新泉社)他、共著多数。2019年にはピエール瀧の逮捕に伴う電気グルーヴの作品回収、配信停止の撤回を求める署名活動を行った。

塚越健司(つかごし・けんじ)
1984年生まれ。拓殖大学、学習院大学非常勤講師。Screenless Media Lab. リサーチフェロー。専門は情報社会学、社会哲学。単著に『ニュースで読み解くネット社会の歩き方』(出版芸術社)、『ハクティビズムとは何か』(ソフトバンク新書)。その他共著多数。NHK Eテレ『世界へ発信!SNS英語術』解説。ウェブ記事配信に「サイバー空間の権力論」(WEDGE)、「塚越健司の情報社会学・社会哲学の視点から」(Yahoo!ニュース個人)。その他メディア出演、記事寄稿等多数。

宮崎智之(みやざき・ともゆき)
1982年生まれ。フリーライター。日常生活における違和感を綴ったエッセイやコラムを、雑誌、Webメディアなどに寄稿している。著書に『モヤモヤするあの人 常識と非常識のあいだ』(幻冬舎文庫)、共著『吉田健一ふたたび』(冨山房インターナショナル)など。雑誌「ケトル」の10月15日号から連載「ネタモト」がスタート。

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