2020年2月21日(金)

洪性翊(ホン・ソンイク)『どや、どや、どや 絵のみち食のみち奮闘記』(東方出版)刊行記念トーク

【ジュンク堂書店 難波店】

日韓朝を行き来した画家にして起業家。大阪の在日朝鮮人集住地、旧猪飼野で生まれ育ち、少年時代は御幸森神社の森が絶好の遊び場だった。
神社に住む日本人のおばさんに可愛がられ、朝鮮学校で小中高大と学んだが、恩師と仰ぐ教師と出会う。猪飼野で日々接した望郷の思いを抱いたハラボジ(おじいさん)、ハルモニ(おばあさん)の姿は、やがて画家として立った時、統一の願いをキャンパスに託した傑作を生む。
20年間韓国で家業の朝鮮食品業を拡大したが、倒産の危機にも直面。画家として筆を折ることも。波乱万丈の半生を自叙伝で刻みつけた。その一端を二時間のトークで語れるか。

講師紹介
洪 性翊(ホン・ソンイク)
1956年大阪市生野区の旧猪飼野で生まれ育つ。大阪市内の朝鮮初級、中級、高級学校、朝鮮大学師範教育部美術科を卒業。教員生活を経て、大阪市立美術研究所を修了。87年に「外国」
籍作家では初めて太平洋美術展で太平洋美術会賞、88年文部大臣賞を受賞、89年、韓国ソウル市のロッテミュージアムに招聘され個展開催、90年安井賞候補となるも受賞は逃す。
98年〜2007年(株)徳山物産代表取締役、現在会長。絵画制作は99年に断念したが、2008年から20年の沈黙を破り再開している。

■聞き手 川瀬俊治(かわせ・しゅんじ)
1947年、三重県伊賀市生まれ。奈良新聞記者を経て、1999年まで解放出版社職員、現在フリー。『琉球独立は可能か』(編者・解放出版社)など。

■会場… 3階カウンター前特設会場。入場料無料(定員30名)
■受付… 3階カウンター 電話予約可(06-4396-4771)

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