2020年2月29日(土)

尹雄大 × 伊藤亜紗 トークイベント「迷い、戸惑う感覚の味わい方」 『モヤモヤの正体―迷惑とワガママの呪いを解く』(ミシマ社)刊行記念

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私たちには、生きてきた時間の蓄積とともに根付いた思考や行動の癖があります。
それをポジティブに受け入れながら、時に修正しながら、自分の生を生きるには?

『モヤモヤの正体――迷惑とワガママの呪いを解く』(ミシマ社)の刊行を記念して、著者の尹雄大さんと、『記憶する体』(春秋社)の著者・伊藤亜紗さんによるトークイベントをおこないます。

尹雄大さんは、研究者、アスリート、政治家、芸能人から一般の人まで、多様なバックグラウンドを持つ人への取材をおこない記事を書く経験のかたわら、身体との関係性の中で言葉や精神について思考してこられました。

一方で伊藤亜紗さんは、最新刊『記憶する体』(春秋社)の中で、視覚障害、吃音、麻痺や幻肢痛、認知症などをもつ人たちのエピソードを手がかりに、それぞれの体に宿る重層的な時間と知恵について、独自の身体論を展開されています。

固有の身体性との付きあい方とは?
社会に適応するとはどういうこと?
「身体と記憶」、「ふるまいと社会」をテーマに、それぞれの立場からお話いただきます。
また、日常的にインタビューを大きな柱として活動されるお二人に、その行為をめぐるそれぞれの思いについてもたっぷり伺います。

【プロフィール】
尹雄大(ゆん・うんで)
1970年神戸市生まれ。インタビュアー&ライター。
政財界人やアスリート、アーティストなど約1000人に取材し、その経験と様々な武術を稽古した体験をもとに身体論を展開している。
主な著書に『やわらかな言葉と体のレッスン』(春秋社)、『体の知性を取り戻す』(講談社現代新書)、『増補新版 FLOW 韓氏意拳の哲学』(晶文社)、『脇道にそれる――〈正しさ〉を手放すということ』(春秋社)など。
公式サイト

伊藤亜紗(いとう・あさ)
東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター准教授。
専門は美学、現代アート。
もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。
東京大学大学院人文社会系研究科美学芸術学専門分野博士課程修了(文学博士)。
主な著作に『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社)、『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『目の見えないアスリートの身体論』(潮出版社)、『どもる体』(医学書院)、『情報環世界』(共著、NTT出版)、『記憶する体』(春秋社)がある。
公式サイト

日程 / 2020年2月29日 (土)
時間 / 14:00〜15:30 開場 13:30〜
料金 / 1,540円(税込)
定員 / 110名様
会場 / 本店 大教室

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