「昭和的男らしさ」と「平成的男らしさ」の狭間を生きている、<40男>たち。「働いてさえいればいい」と開き直ることも難しいし、若い世代のようにさらりと家事・育児もこなせない、自分の両面性に葛藤してきた男たちである。
問題は、若い女子への態度に象徴される、自らのリアリティと現実のギャップにある。そのギャップは、
「生きづらさ」に直結しているのだ。
では、「40男という病」をどう乗り越えればよいのか。『<40男>はなぜ嫌われるか』を上梓した男性学の旗手・田中俊之先生が、ゲストに『「居場所」のない男、「時間」がない女』が話題の社会学者・水無田気流先生を迎え、あらゆる角度から<40男>について考察していきます。
日時:2015年9月8日(火)19:00~20:30(開場 18:30)
場所:新宿本店8階イベントスペース
定員:50名 (定員に達ししだい、受付を終了させていただきます)
入場料:1000円
受付:8月10日(月)10:00より、新宿本店3階レジカウンターにて(電話予約可)
03-3354-5703(3階直通)
田中俊之(たなか・としゆき)
1975年生まれ。武蔵大学人文学部社会学科卒業、同大学大学院博士課程単位取得退学。博士(社会学)。学習院大学「身体表象文化学」プロジェクトPD研究員、武蔵大学・学習院大学・東京女子大学等非常勤講師を経て、2013年より武蔵大学社会学部助教。社会学・男性学・キャリア教育論を主な研究分野とする。2014年度武蔵大学学生授業アンケートによる授業評価ナンバーワン教員。男性学の視点から男性の生き方の見直しをすすめる論客としてメディアでも活躍。単著に『男性学の新展開』、『男がつらいよ』がある。
水無田気流(みなした・きりう)
1970年神奈川県相模原市生まれ。詩人、社会学者。早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。立教大学社会学部兼任講師。2013年4月~2015年3月まで朝日新聞書評委員。2015年春からNHK「NEWS WEB」ネットナビゲーターをつとめる。著書に『平成幸福論ノート』(田中理恵子名)、『黒山もこもこ、抜けたら荒野』、『無頼化した女たち』、『シングルマザーの貧困』、『「居場所」のない男、「時間」がない女』、共著に『女子会2.0』などがある。詩集『音速平和』で中原中也賞、『Z境』で晩翠賞を受賞。