鮮烈なデビュー作『錯乱の日本文学』から4年、気鋭の文芸評論家・石川義正さんの最新刊『政治的動物』が河出書房新社より刊行されました。
女性、人種、障害者、幼児、難民など、マイノリティをめぐり噴出する現代の矛盾と軋轢を、「人間」と「人間ならざるもの=動物」の闘争過程として描き出し、人間という概念が揺らぐAI=ポスト・ヒューマン時代における〈平等〉の破壊性を、政治・経済・社会・文学を貫く圧倒的なスケールで解き放つ強靭な一冊です。
本書の刊行を記念し、連続トークイベントを開催します。
第1弾は、文芸評論家の池田雄一さんをお招きし、本書が投げかける様々な問いのうち文学と政治についてお話しいただきます。
多和田葉子、松浦理英子、笙野頼子、金井美恵子、津島佑子、大江健三郎など、現代作家が描く小説はどのような闘争を世界に挑んでいるのか?
作中に描かれる「動物」の足取りに注視しながら縦横無尽に語り合います。
本書を読み解くための入門篇としても最適な一夜、ぜひご参加ください。
*第2弾は3月8日(日)19時〜@本屋B&B、文筆家の吉川浩満さんをお招きして開催いたします。
*第3弾は3月〜4月上旬の予定で準備中です。
【出演者プロフィール】
石川義正(いしかわ・よしまさ)
1966年生まれ。文芸評論家。慶應義塾大学卒業。
著書に『錯乱の日本文学——建築/小説をめざして』(航思社、2016年)、共著に『反オリンピック宣言』(航思社、2016年)がある。
池田雄一(いけだ・ゆういち)
1969年生まれ。文芸評論家。
著書に『カントの哲学』(河出書房新社、2006年)、『メガクリティック――ジャンル闘争としての文学』(文藝春秋、2011年)がある。
本屋B&Bでは、環境保全の観点から、これまで無料でお渡ししておりましたレジ袋を、2020年3月1日より有料化いたします。
ビニール袋(小)→10円(税込)
紙袋(大)→50円(税込)
ご来店の際は、お買いもの袋などのご持参をご検討ください。
なにとぞご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
時間 _ 19:00~21:00 (18:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売1500円+ドリンク500円(ともに税別)
■当日2000円+ドリンク500円(ともに税別)