2020年4月18日(土)

【開催中止】片山亜紀 × 津村記久子「ヴァージニア・ウルフの言葉と、いまの私たち」 『幕間』(平凡社ライブラリー)刊行記念

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本イベントは新型コロナウイルス感染症が拡大していることを考慮し、登壇者・関係者と協議した結果、開催を中止・延期することといたしました。

チケットサイトでお申し込みをされた方にはサイトを通じて、店頭でお申し込みをされた方にはお電話で返金方法をご連絡しております。
連絡が来ていないというお客様は☆よりお問い合わせください。

お手数をおかけしてしまい大変恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

なお、本イベントは延期開催に向け調整しておりますが、現時点では次回の開催日時は未定です。
開催の際は改めて告知をいたしますのでご了承ください。

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本企画は、新型コロナウイルス感染防止を目的とした政府からのイベント自粛要請の状況次第では、中止になる可能性がございます。
変更となる場合は、WEBサイトに明記の上、予約者全員にメールでご案内をさしあげます。体調に不安のある方など、キャンセルは随時受け付けております☆ので、現時点でのご参加をご希望の方は、お早めにお申し込みください。

『自分ひとりの部屋』『三ギニー』に続き、ヴァージニア・ウルフ『幕間』の新訳がこのたび平凡社ライブラリーより刊行されました。
イギリス文学者/ジェンダー研究者である片山亜紀さんが取り組んでいるこの翻訳のお仕事をはじめとし、いま、さまざまな形でウルフの作品が紹介される機会が増え、多くの方がウルフと出会い直しています。

先行する2冊を毎日新聞の書評欄に紹介した作家の津村記久子さんは、『自分ひとりの部屋』に「これらの文章はとてもシビアなのだけれども、だからこそとても中身があって、誠実に、親身になって女の人を勇気づけようとする内容であると思う。」と、『三ギニー』に「(腕力と所有欲に執着する男性優位の)社会が戦争に傾くのなら、私達は私達独自の力でそれをやめさせる。
ウルフは忍耐強い思考でその題目を解体し明晰な言葉で実践への道筋をつけようとする。」と書いています。
『幕間』は小説ですが、ウルフの最晩年に書き遺された作品として、それまでの作品の集大成とも位置付けられます。津村さんはどのように読むのでしょうか。
作家として、翻訳者として、それぞれウルフの作品に触れてきたおふたりに、彼女の言葉から受け取ったものについて、たっぷりお話しいただきます。

【出演者プロフィール】
片山亜紀(かたやま・あき)
獨協大学外国語学部教員。イースト・アングリア大学大学院修了、博士(英文学)。
イギリス小説、ジェンダー研究専攻。
共著に『フェミニズムの名著50』(平凡社)、『二十世紀「英国」小説の展開』(松柏社、近刊)、訳書にC.デュ・ピュイ+D.ドヴィチ『癒しのカウンセリング――中絶からの心の回復』(平凡社)、ピルチャーほか『ジェンダー・スタディーズ』(共訳、新曜社)、トリル・モイ『ボーヴォワール――女性知識人の誕生』(共訳、平凡社)、ラシルド+森茉莉ほか『古典BL小説集』(共訳)、ヴァージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』『三ギニー』(いずれも平凡社ライブラリー)、「ロンドン散策――ある冒険」(早稲田文学『女性号』所収)、『ある協会』(エトセトラブックス)など。

津村記久子(つむら・きくこ)
1978年大阪府生まれ。大阪府立今宮高等学校、大谷大学文学部国際文化学科卒業。
2005年「マンイーター」(単行本化にあたり『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で第21回太宰治賞を受賞しデビュー。
08年、『ミュージック・ブレス・ユー!!』で第30回野間文芸新人賞、09年、「ポトスライムの舟」で第140回芥川賞、11年、『ワーカーズ・ダイジェスト』で第28回織田作之助賞、13年、「給水塔と亀」で第39回川端康成文学賞、16年、『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、19年、『ディス・イズ・ザ・デイ』で第6回サッカー本大賞を受賞。
小説作品に『カソウスキの行方』『アレグリアとは仕事はできない』『とにかくうちに帰ります』『ウエストウイング』『ポースケ』『エヴリシング・フロウズ』『浮遊霊ブラジル』、エッセイ集に『やりたいことは二度寝だけ』『二度寝とは、遠くにありて想うもの』『くよくよマネジメント』『枕元の本棚』『まぬけなこよみ』ほか多数。

時間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区代田 2-36-15 BONUS TRACK 2F
▼入場料
■前売1500円+ドリンク500円(ともに税別)
■当日2000円+ドリンク500円(ともに税別)

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