2020年6月27日(土)

【Zoomによるオンライン開催】伊藤亜紗 × 山本貴光 × 吉川浩満トークイベント コロナ時代の「できる」と「できない」―― その境界線は動く。ではどのように? 『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』(筑摩書房)刊行記念


いまから一年後にどんな生活スタイルになっているのか、見当もつかない日が続いています。
はっきりと分かるのは、多くの人がいま、不安を感じているということ。
だからこそ、賢人エピクテトスの言葉が、身に染みるのかもしれません。
エピクテトスは、1900年ほど前に奴隷の子として生まれ、やがて自由の身となり哲学教師になるという数奇な人生を送った人です。
山本貴光、吉川浩満のお二人による『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね』は、エピクテトスの教えを現代人のためにアップデート。
自分にできること、到底できそうにないことを、その時々で見きわめることが、よけいな不安から解消されるポイントだと説いてゆきます。
今回、『記憶する体』『どもる体』『目の見えない人は世界をどう見ているのか』などの著作をもつ伊藤亜紗さんをゲストにお招きし、「できる」と「できない」をめぐって、いろんな角度から語り合っていただきます。
このお三方としては初顔合わせとなる今回のZoomイベント、思わぬ対話が繰り広げられ、目からウロコの生きる知恵がとびだすかも。ぜひご予約を!

【プロフィール】
伊藤亜紗(いとう・あさ)
東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター/リベラルアーツ研究教育院准教授。
マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員(2019)。専門は美学、現代アート。
もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。
東京大学大学院人文社会系研究科美学芸術学専門分野博士課程修了(文学博士)。
主な著作に『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社)、『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『目の見えないアスリートの身体論』(潮出版社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)がある。
趣味はテープ起こし。

山本貴光(やまもと・たかみつ)
1971年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。
コーエーでのゲーム制作を経て、文筆家・ゲーム作家。
関心領域は、学術史、ゲーム、カステラなど。
著書に『コンピュータのひみつ』(朝日出版社)、『文体の科学』(新潮社)、『「百学連環」を読む』(三省堂)、『文学問題(F+f)+』(幻戯書房)、『投壜通信』(本の雑誌社)、『脳がわかれば心がわかるか』(吉川浩満との共著、『心脳問題』の増補改訂版)のほか、ちくまプリマー新書で『問題がモンダイなのだ』(吉川との共著)、『ゲームの教科書』(馬場保仁との共著)、『高校生のためのゲームで考える人工知能』(三宅陽一郎との共著)がある。訳書にジョン・R・ サール『MiND』(吉川との共訳、ちくま学芸文庫)など。
「哲学の劇場」主宰。

吉川浩満(よしかわ・ひろみつ)
1972年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。
国書刊行会、ヤフーを経て、文筆業。
関心領域は哲学・科学・芸術、犬・猫・鳥、卓球、単車、デジタルガジェットなど。
著書に『理不尽な進化』(朝日出版社)、『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』(河出書房新社)、『問題がモンダイなのだ』(山本貴光との共著、ちくまプリマー新書)、『脳がわかれば心がわかるか』(山本との共著、『心脳問題』の増補改訂版)などがある。
訳書にジョン・R・ サール『MiND』(山本との共訳、ちくま学芸文庫)など。
「哲学の劇場」主宰。

日程 / 2020年6月27日 (土)
時間 / 20:00〜21:30
料金 / 1,540円(税込)
定員 / 100名様
会場 / ※WEB会議ツール「Zoom」を使用して実施します。開催日前日までにイベントのURLをお送りします。

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