文芸誌『MONKEY』創刊から7年以上続く岸本佐知子の人気連載『死ぬまでに行きたい海』が書籍化されました(スイッチ・パブリッシング刊)。“鬼”がつくほどの出不精を自認する著者が、それでも気になるあれこれに誘われて、気の向くままに出かけて綴った22篇。行く先々で出会う風景と脳裏をよぎる記憶があざやかに交錯する、新しくてどこか懐かしい見聞録です。
本展覧会では著者が出かけていった先々で「あまり高性能でないスマートフォン」で撮影した写真を展示。岸本佐知子独自の視点を、“文章”ではなく“写真”で堪能いただける貴重な機会です。書籍に収録された33点に加え、未収録写真もご覧いただけます。ぜひご来場ください。
岸本佐知子(きしもと さちこ)
翻訳家。訳書にルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、リディア・デイヴィス『話の終わり』、ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』、ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』、ショーン・タン『内なる町から来た話』、ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』など多数。編訳書に『変愛小説集』『居心地の悪い部屋』『楽しい夜』など。著書に『なんらかの事情』『ひみつのしつもん』などがある。2007年『ねにもつタイプ』で第23回講談社エッセイ賞を受賞。
開催日
2021年1月14日(木)ー 2021年2月2日(火)
時間
12:00~19:30 *日曜日は19時まで *最終日2日は18時にて閉場 *水曜、第三火曜休み
会場
Title2階ギャラリー